雨水等の利用

『自然の「めぐみ」雨水を有効に利用し楽しく生活コストを低くできる家』

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更新年月日  2013年9月1日
分類 省エネ項目 概要 イメージ 更新の状況
雨水等の利用 雨水タンク 二階のベランダに「雨水タンク」を置き、雨水の有効利用


ミニダム(小池) 庭に雨水貯留用「ミニダム」を設置して治水ダムの効果
雨水地下浸透 「ダム」放流水は、穴あきパイプで地下に浸透させ再利用
地下水の利用 「井戸水」の利用で高い上水を節約する経済効果
太陽エネルギーの利用 太陽の光と熱エネルギーの利用実態 別のページへ
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ライフラインの利用 電気・水道の契約を見直して最適に
エコハウスの工事写真 エコハウス工事の記録写真
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楽しい雨水の利用の生活

なぜ、楽しいか?というと「自然のエネルギー」を毎日ただで利用して生活ができるからです。
我が家では、できるだけいろいろな「自然のエネルギー」により生活できるようにすることを目標に家を建てました。
その第一が「太陽エネルギー」ですが、第二がこの「雨水」及び「地下水」の利用です。
雨水の『貯留施設』・『貯留状況』・『年間効果』等について説明します。

雨水を利用する

天から降り注ぐ「自然のエネルギー」を貯えて利用して庭への散水や池への注水に利用してます。

○雨水貯留タンク

そのはじめが、この「雨水貯留タンク」で、自然からの「めぐみ」を貯めて楽しく利用します。
次に雨水の「貯留施設」・「貯留状況」・「利用状況」等について説明します。

・雨水貯留施設  ↑目次へ戻る  ↑↑トップページへ戻る

 雨水貯留施設の「取付け」と「貯留」及び「利用」の状況
市販の雨水「トラップ」

縦雨樋に取付けた「雨水トラップ」からホースでの雨水を「タンク」に注入し貯留する。
トラップは、内部が透明になっており、取水の状況を監視する事が出来て楽しい。
市販の雨水タンク
雨樋からの雨水を貯留する「雨水貯留タンク=雨水くん」(約180g)を二階のベランダ隅へ取付け配管で地上の「洗い場」へ給水する
手製の雨水タンク
北側屋根の雨水を貯留する「雨水貯留タンク=ごみバケツ」(約70g)から底部の蛇口から給水
雨水用流し台
蛇口は、二つあるが、左が井戸用、その手前は雨水用。
手製タンクからの給水
タンクの水圧だけのため、勢いが弱く蛇口の先にホースを接続して使用している。

・年間効果  ↑目次へ戻る  ↑↑トップページへ戻る

我が家での雨水の利用は、屋根に降ったものを集めて使用しています。
雨は、樋に集まるため、ここに「トラップ」を挿入してホースで「雨水貯留タンク」に溜め込みます。
 
降雨と貯水量の関係は、これまでの状況から推定してみると、約10km離れた公共機関の「雨量観測所」の値が「累加雨量で5o程度」あると「雨水貯留タンク」が満水の状態になる。

このことから、年間雨量を1000oとすると雨水貯留タンクで200杯程度は利用できる可能性があることとなる。しかし、実際に利用しているのは、満水になってからのオーバーフローにより排水されるので、この1/10位であろうと思います。
  

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○治水ダム(小池)

その次が、この「ダム(小池)」で、多目的な利用でビオトープをも兼ねていて、洪水の制御が体感できます。
次に雨水の「貯留施設」・「貯留状況」・「年間効果」等について説明します。

ダム(小池)施設  ↑目次へ戻る  ↑↑トップページへ戻る

雨水貯留施設としての「小池の平面図」

雨水貯留施設の「取付け」と「貯留」及び「利用」の状況
小池と取水施設(堰)
左上の樋排水口からの雨水は、堰により貯留され、左下の竹放水管から小池にエアレーションしながら注水される。
取水施設(堰)
左上角の樋排水口からの雨水は、粘土質の堰により貯留され、水位をあげ左下から小池に注水される。
小池への流入施設
屋根左樋からの雨水は、堰より取水されたもののみが、竹放水管から小池に注水される。
屋根右樋からの雨水は、全てが左下の小石の浄化施設を通して小池に流入される。
小池と治水施設(小池全景)
雨水は、小池に貯留され、写真上部の各放流施設から地下浸透施設に放流される。
その時、取水施設(堰)を越流した雨水も「健康歩道」を流下して合流される。
治水施設(予備放流)
大雨が予想されたら、小池に貯留された雨水を事前に第一ダムから放流し、小池の水位を下げて、大雨が来たらそこに貯留して一時的に下流に放流せず治水効果をもたせる。
放流施設(最終放流口)
放流された雨水は、第一放流口から排出され、地下浸透管を満水にした後。地下埋設放流管に流れ最終放流口に設置された「放流量監視丸太」を押出すことになる。
治水施設(ダム放流)
雨水が小池を満水にした場合は、階段右のスロープ(第2ダム)から放流される。
治水施設(最終放流)
雨水は、そして、駐車場のスロープを清掃しながら流下し、道路の側溝に排出される。

・雨水治水状況  ↑目次へ戻る  ↑↑トップページへ戻る

ダムによる治水効果は、既に大きな結果を得ているところですが、我が家でのダム管理にはテレメータ観測施設を持っていないため、全くの「カン」が頼りとなってあります。

このため、過放流により異常に水位を下げてしまったり、気が付いたら第一,二共放流口が、流木等によりふさがっており、最終の第2ダムから自然流下していたり、計測機器が、ないダムの管理の大変さを感じております。

そして、今度こそは、的確に雨量をダムに溜め込んでみたいと思って、雨が降るのも楽しくマイダムの管理を続けております。

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○地下浸透配管等

その次々が、この「雨水地下浸透配管」で、庭の畑の地下に穴あきパイプにより配水していています。
次に雨水の「雨水地下浸透施設」・「浸透状況」・「年間効果」等について説明します。

・雨水地下浸透施設  ↑目次へ戻る  ↑↑トップページへ戻る

雨水貯留施設としての「雨水地下浸透施設の平面図」


・浸透状況  ↑目次へ戻る  ↑↑トップページへ戻る

地下の状況は、確認しにくい状況にあります。
しかし、放流水は、まず「地下浸透配管」に流れ、そこが満水になると、次に放流管を通じて「最終放流口」から排出されます。

このため、放流された雨水が、「最終放流口(丸太による流量監視)」から排出されるまでは「地下浸透配管」に流れ込み地下に浸透して還元されていることとなる。
ただし、その還元量等は、計器類が設置されていないので良く判りませんが、「最終放流口」の丸太による流量監視により、確認されるまでは全ての放流量は地下に還元されていることになります。
平常時は、小池の一定水位維持のため、井戸水が最上流部からチョロチョロと補給しており、これが、第一ダムを常時少量ですがオーバーフローしておりまして、これは全て地下に還元されており、「最終放流口」からはまったく出てきません。

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地下水(井戸水)を利用する

これも地下に流れている「自然のエネルギー」を毎日利用して、断水無しで生活ができます。

○地下水の利用

その次々々が、この「地下水(井戸)施設」で、我が家の敷地隅に設置し、屋内と屋外に配管して思う存分利用しています。
次に地下水の「地下(井戸)水利用施設」・「使用状況」・「年間効果」等について説明します。

・地下水(井戸)施設  ↑目次へ戻る  ↑↑トップページへ戻る

井戸は、建屋建築工事が始まる前に井戸掘削用の作業場所が自由に確保できるうちに地元の井戸屋に依頼して井戸(GL-40m、水中ポンプ(450w))を掘り、建屋の基礎地盤改良工事(φ600、L5000コンクリートミルク柱35本)及び建築工事に使用してもらい早く安定した良い水が出るようにした。


井戸からの屋内への給水配管には、取引用のメータを取付た。
そして、この井戸水使用メータからの給水は、その排水が下水処理の必要な台所、風呂/シャワー、太陽熱温水器、トイレ(1,2階)、洗濯機の6ヶ所としました。
また、この他にメータを経由しない屋外水道栓が、ログハウス、サンルーム、駐車場等5ヶ所の合計11ヶ所への給水を実施した。

井戸水からの給水系統図

地下水(井戸)施設の「取付け」と「利用」の状況
井戸掘削中
地下40mまで掘削し、塩ビ管を繋いで順次差し込み「土留め」としている。
掘削土(土質)
土質のサンプルを深度の順番に並べた。
粘土、小砂、貝殻、中砂などが交互にある。
井戸水
試験運転による放水だが、なかなか
良い水が活きよい良く出ています。
井戸小屋
小屋には圧力ポンプ等が収容されている。
井戸用使用量メーター
取引用の計器で、ひと月に15立方メートル以上使用している。
屋外流し場
蛇口は、左が井戸用、その右は、雨水用。
右の奥には、井戸のポンプ小屋がある。


・使用状況  ↑目次へ戻る  ↑↑トップページへ戻る

井戸の使用は、取りあえず市から提供される「メータ」による方法で当分の間、上水道(『市水道』)の使用状況の様子を見ることにしました。
そして、その3年後(平成18年)、井戸水の便利さや安心・安定・定温(年間をとおして約15℃)を判ったた結果、メータによる使用量が連続して30立方メートルを超えるようになってきたため、平成18年7月に「人頭割り」(居住者の人数による定額(8立方メートル/2ヶ月・人=680円))に契約変更を市役所に申請し、9月分以降から適用されることとなりました。
上水と井戸水の使用量の推移は、次のとおりです。

上水と井戸水の使用量の推移経過グラフ

・年間効果  ↑目次へ戻る  ↑↑トップページへ戻る

平成14年以前に住んでいた上水道単独の「一般住宅」と井戸水と併用した「エコハウス」とのランニングコストの比較では、当初、平成15年の一年間では併用方式の方が10,000円/年安くなっていた。
しかし、平成16年7月28日に上水のメータ口径を変更し、更に平成18年9月から人頭割り契約に変更を行った結果、その差は更に大きくなりました。
現在、井戸水の使用料は2ヶ月で30立方メートルを超え上水の使用料は2立方メートルで安定している。
この結果、2ヶ月で6立方メートル(=510円)も節約され、年間では2,000円/年の経済効果が得られました。
上水と井戸水の使用料金の推移は、次のとおりです。

上水と井戸水の使用料金の推移経過グラフ

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