Rolandのギターアンプ(2010.8.15)


 下手なギターを弾いて、童謡コーラスグループ “気まぐれーズ”の一員として、
ボランティアで童謡コンサートをやっている。

自分なりのギターアンプが欲しくて、随分迷ったあげく、
Roland社製 の、AC−60という、ギターアンプを買った。
インターネットで、楽天を通じて代引きの 56,325円であった。
貧乏で貧乏で、1,000円以上の物は滅多に買うことの無い私が、
なけなしの貯金をおろして、思い切って買ったのだ。


【 Rolandのギターアンプと、ギター:YAMAHA FG-200 】

アコースティックな音を忠実に再現します・・・云々という評判にも押されて買ってしまった。
その評判どおり、38cm(幅)×27cm(高さ)×27cm(奥行)という小型のわりには、
なかなかいい音を出してくれる。
アンチ・フィードバック回路も備えており、ハウリングを極力抑えてくれるのも嬉しい。
さすがに一流メーカーの、Roland社製だけのことはある。


Rolandで思い出した事がある。
もう30年以上も昔、私が24歳の頃、
東京のある学園で、2年間研修を受けていた時期があった。
学園と名がついており、一応、いろいろなサークル部があった。
その当時、私は軽音楽部と、水泳部に所属していた。
軽音楽部では、いくつかのバンドがあり、文化祭などで発表会をやっていた。
私らは、4、5人で “偏平足” という名前のグループを作り、
フォークソングや、カントリーや、ブルーグラス系の曲をやっていた。

JAZZのバンドに、キーボードをされていた田川さんという先輩がいた。
この方は、広島出身で、そのJAZZの腕前はプロ級の人であった。
その田川さんのキーボードが、Roland社製だったのを今でもハッキリと覚えている。
その頃から、Rolandというのは一流メーカーなんだろうなと思っていた。

戯れに、田川さんの名前でインターネット検索をしてみた。
そしたら、何と、アメリカのケンタッキー州で、JAZZのプロとして活躍されているではないか。
実に懐かしい! 元気でやっているんだ、田川さん!

さらに、田川さんの息子さんと思しき人のホームページも見つかった。
その息子さん本人のプロフィールにいわく、
 
『 ・・・・ジャズピアノを弾いていた父親(当時45歳)がある日突然バークリー音楽大学で
   本格的に音楽を勉強したいと言い始め、二十数年間勤めていた会社を退職、
    購入したばかりだったマンションを売却し、家族六人揃ってボストンへ移住。
     当時高校に入学したばかりの15歳・・・・・  』


そ、そうなのか、田川さんのJAZZへの熱く、強い想いが、
家族ぐるみのアメリカ移住となって現在に至っているのかあ。
随分と苦労されたのだろうなぁ。 まさに根性の人、求道者だね。
学園当時、軽音楽部の部長をしていた田川さんの口癖は、
 “ 買え! 買え! ” と、いつも大声で言っていた。
つまり自分が、いいな、欲しいなと思うような楽器があったら、
どんなに高くても、迷わず、“ 買え! 買え! 買ってしまえ!” という意味であった。


田川さんのような、JAZZのプロが使っていたRoland社製の楽器。
私も、よく練習して少しでもギターの腕を磨き、立派なボランティアコンサート
活動をしたいものである。


参考までに、

田川さんのホームページ
http://tagawajazz.com/ja/

田川さんの息子さんのホームページ・・・とてもインターナショナルな、しっかりした考えを持っておられる。
http://www.uarok.com/home/      私が知っている、若い頃の田川さんのようだ。


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