御樽と、お祝い(2009.7.22)


 行きつけの店、開店10周年記念祝賀会が盛会のうちに終わった。
先の開店7周年祝賀会では、約40名の方に参加いただいたが、
今回の参加者は何と、60名もの方々に参加いただいた。

いかに、このお店のママさんの人柄が素晴らしいか分るというものだ。
お店に、ポスターを張り出して約2ヶ月たった、本番の今日、
「 10周年も目出たいが、久し振りに昔の仲間と会えたのも非常に嬉しかったぁ!」 との声もあり、
幹事の一人としては、ほっと胸をなでおろしたものだ。

会場に掲げた、「祝 10周年 祝賀会」の横断幕を書いていただいた、
日展入選経験をお持ちの、書道家のT先生のご協力など、華をそえていただいた。

今回、会費の一部をママさんへ贈呈する記念品として計画していたが、
ママさんのたっての希望により、逆に以下の記念品を、
ママさんから来場された参加者お一人おひとりに贈られたのである。


【 ママさんからの記念品(特製焼酎)。 ラベルはママさんの手書き(書道の達人) 】

また、参加者の中には、ある有名企業の会長さんもおられた。
この会長さんには通常、3人の秘書を通さないと会えないとか。
所用のため途中で失礼します、との事前連絡をいただいていたにもかかわらず、
この会長さんは閉会間際まで、周りの席の方々と楽しいそうに歓談されていた。

会場のKホテルの担当の I さんには、50名の会場に60名無理なく
入れるようご尽力いただき、あり難かった。
また、参加者には高齢の方が多いとの状況を察知され、
それなりに出される料理にも、気を配っていただいた。
改めてお礼を申し上げたい。

ところで、ひとつだけ残念なことがあった。
当日、私は受付で参加される方々のチェックと会費を頂いていた。
数名の方から、会費の他に祝儀袋に入ったお祝いを頂戴した。
また、事前に参加できないが、お祝いだけでもとお預かりした方の分も含め、
祝賀会の席で乾杯の後、これらの方々の名前を紹介し、「御樽」として、
披露させていただいた。

ところが、そのお祝いを出された方のひとりが、
御樽と、お祝いは違う 旨の きつい抗議を司会の人にされたらしい。

受付も、司会も、代表者あいさつ、裏方も全て、ママさんのお店の常連で、いわばボランティアで
やっているのである。

私は、会が始まっても遅れてくる人がいるかもしれないと、30分ほど受付に座っていた。

司会の人に、「御樽の披露をして。○○さんと・・・□□さんね」と頼んだのは私なのである。
司会の人には実に悪いことをした。

何せ、私どもの会社では、御樽とお祝いは同義語として通っているものだから。


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