水入らず(2007.6.12)


 35年以上も前の写真が出てきた。


【 35年以上も前、某女子大の文化祭で。 左から、I君、K君、右端がアッシである。 】

写真を見つけて実に懐かしさがこみ上げてきた。
3人とも当時、高校生である。

3人グループで、グループ名を、「水入らず」と名乗っていた。
大学の文化祭や、長崎市公会堂でのコンサート活動などが懐かしく思い出される。
当時、ラジオだったが、NHK長崎放送局のスタジオで歌ったこともあった。

アナウンサーから、『「水入らず」という名前は、どんなところから?』と聞かれたりして、
グループリーダだったI君が、「はい。サルトルの小説からとりました」てなことを言ってた。

当時は、猫も杓子も、犬もシャモジも、ギター片手にフォークソングを歌っていた時代である。
この頃、さだまさしのデュオ、グレープがデビューしたし、井上揚水などが売れ出していた。

水入らずのオリジナル曲は、「日常」というタイトルの歌で、K君の兄さんが作詞、作曲したものだった。
歌詞もメロディーもはっきり覚えているが、ここで記すのはやめておこう。
当時、自宅でその「日常」という歌をギター片手に歌っていたら、おふくろが、
 「そんな退廃的な歌はやめなさい!」と言った。
退廃的とも思える歌詞の裏に、当時の若者の悩みや苦悩といったものが隠されているのだが・・・・・・

当時3人とも、長崎市内では有数の進学校に通いながら、勉強もろくにせずバンドばかりやっていた、ほろにがい青春時代・・・・・・
私は、高校を卒業した後就職し、他の2人はどこかの大学へ進学したようだ。

卒業と同時に、ぷっつり連絡が取れなくなってしまった。
I君、K君、ほんとうにどうしているだろうか・・・・・・
日本のどこかで、このページを見てくれてそして、メールが来るなんてことにならないだろうか・・・・・・


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