歌錬に集う仲間(2021.3.11)


 歌声喫茶のイメージで始めた、「フォークソング等を楽しく歌う会」も
コロナ禍のためやむなく中断して1年になる。
 “どうしても好きな歌を、屋外でもいいから歌いたい!”
そんな熱心な女性と一緒に始めた、歌の練習なる「歌錬」も1年近くになる。
どこにも誰にも周知しないで、中断せざるを得ない時期もあったが、
三蜜を避ける対策を講じて毎回、5、6名で細々とやってきた。

昨日、久し振りの「歌錬」の日であった。
集まったのは6名。

歌錬の日は、午前10時頃から練習場所へ機材を運び込み、
私ひとりで黙々とPA機器等のセッティングをする。
皆さん、手伝うよと言ってくださるが、
ポンコツPA機器の接続は、所有者本人でないとなかなか難しい。
私自身も、ゆっくりと一人で
スピーカーやマイクのひとつひとつを並べて
それに接続するコードを1本1本セットしていく。
変な話しであるが、それらの作業も私にとっては苦ではなくこれまた至福の時間でもある。


【 「歌錬」のセティングが済んだ風景 】

パソコンが2台、アンプ兼スピーカーが4台、マイクが6本、8CHの小型ミキサー、
必要により(参加者により)、ギターが2台だったりキーボードやバイオリンが加わる。
自作のオケに、生楽器をかぶせてより臨場感のある「歌錬」環境を目指している。
さらに、カラオケよろしくプロジェクターとスクリーンは必須用品である。

日夜この場で使用するオケを、私はシコシコと自宅で作成している。
その日も、「こんな歌も歌いたい!」と、3曲ほどの新曲のオケ作成依頼があった。

ぺちゃくちゃと、しゃべりや休憩も入れながら、参加者が順番に
レパートリー一覧表から好きな歌を選んで歌っていく。
歌声喫茶のように全員で歌うのが基本であり、
ハモリパートを歌ってくれる参加者もいる。
なにせ参加者の中には、カラオケの先生やエレクトーン演奏経者や、ライブハウスの常連や、
根っから歌が好きという主婦の方などなど、みんな歌がうまいし大好きな人たちである。
あっと言う間に、予定した2時間は過ぎ去ってしまう。

みんなで歌った曲(全曲思い出せないが、、、)
 ・さとうきびばたけ
 ・オーケイ!(ザ・カーナビーツ)
 ・乾杯の歌
 ・芽ばえ(麻丘めぐみ)
 ・異邦人
 ・エメラルドの
 ・私鉄沿線
 ・タッチ
 ・恋におちて
 ・なのにあなたは京都へ行くの
 ・TOMORROW
 ・ビリーブ
 ・鉱夫の祈り
 ・恋するフォーチュンクッキー
 ・・・・・・・
などなど、何でもありである。
最後に、全員でゴダイゴの「ガンダーラ」を楽しく歌って閉会。

閉会後、みんな後片付けを手伝ってくれる。
コード類をまるめながら、皆さん口々に、
 『あーーあ、今日はほんと楽しかったぁアー』
と言ってくださるのだ。

こうして毎回の至福の時、「歌錬」が終わるのである。
歌が好きな仲間とは実にありがたいものだ。
一刻も早くコロナが収束し、参加したいかた全員に
広く告知ができるよになればいいのだが。


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