万日山(まんにちやま)への旅(2020.2.22)

 お笑いぐさだ。
ちょっとした午後、夕方のウォーキングを兼ねて
近くの山に徒歩で登る事を、旅と呼ばなければいけないなんて。

2週間ほど前に、同じく夕方のウォーキングを兼ねて
近くの仏舎利塔のある、花岡山に登った。
その折に、すぐ隣りに標高が同じくらいの山があるのに気がついた。

今回は、その山に登ってみた。
名付けて「万日山(まんにちやま)への旅」。

熊本駅の新幹線口から見えるその山(その時は万日山(まんにちやま)という
名前も知らなかった)への、登り口さえどこにあるのか分からない。

新幹線口から真っ直ぐ歩いたところに、春日小学校があったので、
その辺りから山を目指して初めてとおる道を、ぼちぼち歩き出した。
すると、小さい山なのですぐに、ダラダラとつづら折りの坂道が見つかったので、
この道を行けばいいのだろうと見当はついた。

つづら折りの坂道なので、金峰山のさるすべりから比べると
登るのはとても楽である。
やがて見えた、山の中腹からの景色がとてもいい。


【 万日山の中腹あたりから、阿蘇の方をのぞむ 】

さらに、オンボロスマホで、ズームをきかせる。


【 とても見にくいね 】

写真、真ん中の少しだけ上のほうに、白い煙らしきものが見える。
阿蘇の噴煙である。
風がほとんど無い日だったので、水蒸気のようなものが真っ直ぐ立ち上っている。
実はちょっとした用事があり、前日に島原までに行ったのだが、
この阿蘇の噴煙が、島原港からもくっきりと見えたのだ。
よっぽど空気が澄んでいたのだと思う。

さて、ヨタヨタと歩くこと1時間。
万日山の山頂までたどりつついた。


【 万日山 山頂 と書かれた白い木柱 】

先日登った仏舎利塔のある花岡山は、標高132mで、
今回の万日山は標高138mで、少しだけ高いようだ。
それにしても、山頂まで整備されたされた山道は
ハイキングコースにはとてもいいように思う。
次回は、お弁当を持ってこようと思う。

帰路。
中腹にある公園(万日山緑地公園?)からは、
登ってきた道とは別の道があったので、そちらを降りることにした。
下山したら、どの辺りにの道に出るのだろう、、、
そんな事を想像しながらゆっくり下るのもいい。
何だか、時間がゆったりと流れているようだ。

途中、猪からの害を防ぐためだろうか、柵が張り巡らされた畑があったり、
さらに下ると、斜面ではあるがかなり大きな墓地があったり
浄土宗のお寺があったり、さらに下には万日神社があったりと、
それらの説明碑をゆっくり読みながら、ゆっくりと下って行く。

やがて車が通る大きな道路に出る。
「ああ、ここに出るのかぁ、、」とつぶやく。
さあ、ここから更に歩いて我が家へ帰れば
あったかい夕食が待っている。
焼酎でも一杯飲むかぁ、、、

何と平穏な日々であろう。
そんな感じで、今日も一日が暮れました、、、

新型コロナウィルスの感染騒動が嘘の様な
実にゆったりとした小春日和の一人旅だった。


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