旅に出たいけどなぁ(2018.11.7)


【 平成30年11月7日(水) の朝 】

上写真は、今朝の朝陽が昇りはじめた時刻の
毎朝の散歩コースで、愛犬 “はな” である。


 「どっか旅にでも出たいね」と、家内に言ってみた。
季節も秋、天候も気温も実に過ごしやすい季節に、、、

家内の反応は、
『別にぃ(特に行きたいとも思わない)、“はな”(愛犬)もおるし、
 どこに行ったって疲れるだけよ』

犬も飼っているし、旅に出られるようなお金もないし、、、、
旅に出る事に関して、いろんな状況を想像してみるに、
私ですら、ふと言ってはみたものの、家内の言うとおりだと思ってしまう。
もし犬が居なくて、もう少しだけ若かったら、何泊かの旅に出ない事もないかな、、
そう思うだけである。


ある人のエッセイに、
旅に出たければ、今居るところを、どこかの旅先であると思ってしまおう!
いわゆる、擬似旅行体験をすればいい というイメージが書かれてあり、
なるほど と思ってしまう。

今朝の、上の写真の場所だって、
ここは、京都の大原三千院近くの庭園だと思えばいい。
空気は清々しいし、辺りには道路もなく静かだし、
「さあ、わらべ像や、石灯籠でも散策してみよう、、、」
などと、呟きながら、、、、、

また、最近の高精細テレビでは、旅番組をしょちゅうやっており、
その映像を見ながら、実際にそのロケ地へ行った気分にもなれる。


話は変わるが、テレビをほとんど見ない私でも、
「開運!何でも鑑定団」という番組だけは、面白いので
可能な限り毎週見ている。
その中で、司会者が、絵画なり、陶磁器なり玩具なり出品した人に対し、
 「さあ、このおたから、高値が出たらどうしましょう?」
と、問いかけると、
出品者も、
 『すぐに売り払って、皆で家族旅行に行きたい!』
などという場面が多々ある。

人々にとって、旅というものは、それほどいいものなんだろうと
微笑ましく思いながら、テレビを見ている。

私だって暇はあるのだから、お金さえあれば
何とかして旅に出たいと思う。
家内が行かないというのなら、一人ででも行きたい。

鑑定団では続く、
 「家族旅行、いいですね。 行くとしたらどちらへ行かれますか?」
出品者は答えていた、
 『 ハワイ! 』とか、『 北海道! 』とか、、、

私は、近くの天草方面でいいな。
 “伊勢海老まつり!旬の天草へ! ” なんてのでいい。
それで充分である。

でもなぁ、でもなぁ、、
現実は、悲しいかな、先の旅行疑似体験で気を紛らわすしかない。
そんな私の、秋真っ只中の今日この頃である。

でも、秋はいいですなぁ。
空気はおいしく、空は高く、実に過ごしやすくて!
何をやるにも、今が一番。


 へ      へ        「旅」メニューへ       「エッセイ」メニューへ   ホームに戻る。