水のある風景 (2016.5.4)
平成28年4月14日(木)に発生した、震度7の「熊本地震」から
既に20日が経過した。
しかし、テレビでは
「現在も活発な地震活動が続いており、、、」と、毎日のように放送され、
一向に余震が止む気配が無い。
昼も夜も、余震におびえて暮らしており、何もする気が起こらない。
気が滅入るばかりなので、
ひとり自転車に飛び乗り、自宅から海を目指した。
無性に、海が見たくなったのである。
前回、海を見に行った時と同様に、
熊本市内を流れている一級河川、“白川”の左岸の河川敷道路を
ひたすら河口に向かって走った。
1時間ほどで河口に着いた。
前回来たときはちょうど干潮時であったが、今回は、
やや満潮に向かいつつある時間帯だ。
潮の香りがいい。
白川の河口に着き、さらに波打ち際の海岸線を、
“沖新”、“海事口” 方面へ走った。
そして、緑川の河口に着いたところで、ひと休み。
【 いい眺めだ。 左は“緑川”である。 遠く霞む山なみは、島原半島の “普賢岳”である。 】
ここまで、ずっと川沿い、海(有明海)沿いを走ってきた。
途中、そこここで小休止を取りながら、、、
ずっと視界には、川(白川)と海(有明海)、そしてまた川(緑川)というように、
“水” のある風景の中を走ってきた。
どうしてこうも、“水” のある風景は、私の心を和ませてくれるのだろう。
延々と日々続いている、余震の憂鬱さえも忘れさせてくれるようである。
毎日朝起きて、窓を開けると、
常に眼下には海なり、湖なり、川なり、水のある風景が広がっている、、、
そんな環境の家に住めないものだろうかと、叶いもしない夢をいつも想う。
試しに、インターネットの動画サイト、YouTube にて、
「癒しの映像」、「海辺」 という2つのキーワードで検索をしてみた。
すると、たくさんの動画が引っかかってくる。
中でも、
「癒しの動画【和歌山の海/・・・・・・・・】HD(高画質)」 という動画には、特に心癒される。
観ているだけで、南紀、和歌山のきれいな海に居るようだ。
【 上記の「和歌山の海」の、動画のひとコマ。 実に素晴らしい海の景色である。 どこかしら、天草の海にも似ている。 】
今、無性に水のある風景へ、旅に出たいと本気で思う。
先の熊本地震で、“私は死んでしまったんだ” と思えば、何だって出来るのでは?
とも思うのである。