フェリーと列車での帰省(2012.5.28)


 ここのところ義母の具合があまりよくないので、女房がしばらく実家に帰り付き添っている。
私も土、日曜を利用し、義母に会いに行ってきた。

車で熊本新港へ行き、駐車場に車を停めて1旅行者としてフェリーに乗り込んだ。
行程は、

26日(土)
 
7:30 オーシャンアローで、島原港へ
 
8:27 島原鉄道の外港発の急行列車で、諫早駅へ
 
9:30  諫早駅に女房が車で迎えてくれ、実家へ。

       ・・・・・・・義母の元気な顔を見て、安心・・・・・・・・
         しばし歓談し、昼飯に女房手作りの皿うどんを食べる。
       長崎の父の顔も、最近見ていないので、私だけ長崎へ行くことにした。

 
14:35 JR諫早駅発 急行で、長崎駅へ。
 
15:00 長崎駅に到着
  
      ・・・・・・久し振りの長崎なので、市内を散策(如己堂、鳴滝塾)・・・・・・
         
 
18:00 長崎市内の割烹「稲栄」にて、T先輩、父と私の3人で一杯飲む
       ・・・・・・ 父も、T先輩も実に元気でよかった・・・・・・
      夜は実家に泊まる。

27日(日)
 
7:43 JR長崎駅発 急行で、諫早駅へ
 
8:38 諫早駅発 島原鉄道 普通列車で、島原外港駅へ
 
9:53 島原外港駅 到着
 
10:15 オーシャンアローで、島原港かた、熊本新港へ 

 11:30 自宅へ帰り着いた

      ・・・・・・今日は、“気まぐれーズ”の 童謡コーラスの練習日・・・・・・

 13:00 練習会場の日吉神社 集会所へ。
      ⇒ 13:30になっても誰も来ない。
      ⇒  リーダーのミヤちゃんに電話する。
      ⇒ 『今日は、練習日じゃないよ! 来週!』
      ⇒ 
「えーっ!」と、私。 ふにゃふにゃと身体中の力が抜けた。

以上、この土日を利用したドタバタの慌しい旅でした。
実のところ、義母も父も高齢のため、もうそんなに何度も会えないのではないかと思って、
行ける時に行っとこう・・・・ そんな気持ちもあって、帰省してみたのでした。

別の話しだが、私と同じ職場の
鉄道ファンのO君も、たまにこの拙のホームページを覗いてくれるので、
今回の旅で、鉄道関係の写真も何枚か撮ってみた。


【 島原外港駅から、諫早行きの島鉄ディーゼルカーに乗る。  駅には改札口も何も無い。
  あるのは、ベンチとトイレだけ。 久し振りに乗る私は、運転士さんに聞いてみた。
  「切符はどこで買うとですか?」 『あとで車掌が回ってきます』 

  社内に入ると、車両の中ほどに車掌さんがいたので、早いとこ買ってしまおう。
  「諫早までお願いします。」  『はい、1,470円です』と、くれた切符が下の写真。



【 勧進帳のような束になった切符から、1枚を出し、穴あけハサミで、
  パチッ、パチッ、パチッ と、くれた切符。 何かしら実に懐かしい思いがした 】



【 島鉄の車窓から撮った、島原市 浦田船津あたり?の 港、船だまり。 のどかだねぇ・・・・。
  車窓から眺めていると、民家の庭を線路が走っているような箇所がかなりある。

  一般的に、線路と民家の間には柵があったり、塀があったり、有刺鉄線があったりするのが
  普通だろうが、何も無いのである境目に。 草がちょろちょろっと生えているだけとか・・・・ 】



【 さてさて、長崎に早く着いたので、「如己堂」及び、「長崎市 永井隆 記念館」に行ってきた。
 記念館には、永井博士に関するVTR(約5分くらいの)が、4種類あり、全て観てきた。
 そして、本屋さんに行って永井博士著書の「長崎の鐘」を買った。



【 夕方6時、いつも利用する長崎市内の割烹「稲栄」に行った。 突き出しに “ほうじょうびな” が出て、
  懐かしさのあまり、チューチュー音を立てて食った。 実に何年振りだろう。 長崎ならではだ。
  左は、これも長崎ならではの鯨である。 その他、刺身、あら炊きと、どれも素晴らしい味で堪能しました。】



【 明けて日曜日の朝、長崎駅。 佐世保行き急行(シーサイドライナー)。 車体にハウステンボスって書いてある。
  7:43 はっしゃー 】


諫早駅で、島鉄に乗り換えないといけない。
改札口で、持っている切符を見せ、
 「島原行くんですけど、一旦そとに出にゃあいかんでしょうか?」 と聞いてみた。
 『 どっちでもいいですよ 』と言われたが、
内気で、ガニ股で、几帳面な私は、一旦改札口を出て、改めて島鉄の販売機で
島原外港までの切符(1,470円)を買った。

島鉄社内で、『切符を拝見しまーす』の車掌さんに切符を見せたところ、
何か、ごにょごにょと言われ、『少し待ってください。後でまた来ます』 と、車掌さんに言われた。

結論を言うと、車掌さん曰く、
 『本日は、第4日曜日ですので、“島鉄フリーパス(1日:1,000円)” が使えますので、
  それと替えてあげます。』 と言って、下の写真のパスと取り替えてくれて、
  差額の 470円を返還してくれたのです。
これには正直言って驚いてしまった。 何と親切というか、丁寧というか・・・・言葉が出なかった。


【 車窓に立てかけて撮った、「1日フリーパス券」。
   親切な事に、「5月」、「第4」日曜を削り取ってあったのです。 】



【 島鉄の車窓から撮った駅の写真。 これで “おおみさき” と読むなんて、ルビが無かったら読めないよね。 】



【 これも車窓から撮った、ある駅のプラットホーム。
  何かしら、フーテンの寅さんがフラッと出て来そうな待合室だよね。 】

フェリーと、列車の旅・・・・久し振りに車窓からの景色を楽しんだ旅でした。


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