わが町、橋本市(2012.1.17)


 大晦日の夜、ふとテレビのチャンネルをNHKに回してみた。
ちょうど紅白歌合戦があってて、五木ひろしさんが
“ふるさと” という歌を熱唱中だった。

 ♪・・お嫁に行かずにあなたの事を、待っていますと嬉しい便り
     隣りの村でも今頃は、杏の花の真っ盛り・・・・・ ♪

 ♪・・・ああ、誰にも ふるさとがある、ふるさとが ある・・・♪

“ふるさと”とは実にいいものだ。
私と同じ職場に、和歌山県出身の若い社員がいる。
その彼が、『 こんなん作ってみました 』 とばかり、
わが町、橋本市 の紹介を見せてくれた。

「うーーむ、これは良くできている。
  アッシのホームページで紹介させてくれんか?」 と頼んだら、OKとのことで、
以下、その “こんなん” である。



【 わが町、橋本市の紹介のワンペーパー 】

九州の人間である私は、
最初の地図がなければ 橋本市という位置すら分からないし、
その名前も知らない。

しかしながら、自分のふるさとは、あくまで自分のふるさとである。
ちょっぴり誇りたいし、人にも紹介したい。
それがふるさとである。

   
ふるさとは遠きにありて思ふもの
   そして悲しくうたふもの
   よしや
   うらぶれて異土の乞食となるとても
   帰るところにあるまじや
   ひとり都のゆふぐれに
   ふるさとおもひ涙ぐむ
   そのこころもて
   遠きみやこにかへらばや
   遠きみやこにかへらばや   ふるさとは遠きにありて(室生犀星)


そんな心境だったのかもしれない。

図中の、美味そうな富有柿。
去年の暮れに、ふるさとから、沢山送られて来たというその富有柿を、
私も随分とおすそ分けしてもらった。
実においしく、ふるさとの香りがした。
ありがとう、おいしゅうございました。


 へ     へ         「旅」メニューへ       「エッセイ」メニューへ   ホームに戻る。