京都(2011.5.1)


 今月の下旬、久し振りの同窓会が、
どういう訳か京都であるため、
実に30年ぶりに京都へ行く予定である。

せっかく京都へ行くのだから、1日くらい余計に休暇を取り、
京都市内を散策してみようと思っている。

30年前、高校を卒業したばかりの頃、友人と二人で京都に来たことがあった。
その時は、三十三間堂を見学し、千体以上もある千手観音立像を見て、
よくもまあこれだけの数の観音像を作ったものだと、
その規模と、人力に驚いたものだった。
その後、バスに乗って大原三千院に行ったのを覚えている。
それくらいの記憶が、私の京都である。

 
【 誰がこんな沢山の観音像を?            】    【 三千院までの 参道、情緒はあったよね 】 

職場に、京都方面出身の新入社員がいるので、
 「 2泊3日くらいで京都へ行こうと思っているが、
    どんなところを散策したらいいと思う? 」
と聞いてみた。
そしたら、ありがたい事に、 “Nさま(アッシの事)上洛計画” と銘打って計画案を作ってくれた。

その計画案を元に、私としても、本屋へ行き “京都 散歩マップ”
なる本を買って、いろいろと散策するポイントを調べてみた。

結論から言うと、
 京都 = 寺社・仏閣・庭園 というイメージであり、
無学な私は、寺社・仏閣・庭園などに、ほとんど興味がない。
従って、散策するポイントがないのである。
京都御所にしても、見学するには事前の予約手続きが必要らしく、
そこまでして見学したいとも思わない。
さあ、どうしたものか。


 ♪ 三条へゆかなくっちゃ 三条堺町の “イノダ” っていう コーヒー屋へね
     あの娘に会いに なに 好きなコーヒーを 少しばかり・・・・・・・・・・ ♪
  今は亡き高田 渡さんの有名な歌、「コーヒーブルース」の
  歌いだしの部分である。
http://www.youtube.com/watch?v=0QuTTY0U-S8
うーーむ、三条堺町の “イノダ” っていうコーヒー屋ね。


●山本直純さんがまだ元気だった頃、
さだまさしさんと一緒に飲みに行っていたという
京都 先斗町にあった “鳩” という名の小料理屋。
一人で、そのお店をやっていた女将さん(N由利子さん)は、亡くなられ、
当然、その “鳩” という小料理屋は今はもう無いらしいが・・・・・

 『こいつはな、女将、こう見えても若いもんの間じゃあ人気でな。
   有名なんだ。可愛がってやってくれ。さだまさしってけちなやろーだけどよ』
 『この女将はな、若い頃は舞妓でな。名前を豆奴っていってたんだ。
   引退してこの店持ったんだけどよ、昔が豆奴だから こんだ “鳩” ってわけだ。
  どうだ。つまらねえだろ。 がははは 」
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・
 『まさし。この女将はな、プレスリーのファンでな』
  「プ・・・・・プレスリーって、エルヴィス・プレスリー?」
   “ へえ。わたし、ぷーさんの大ファンなんどす”
  
 ・・・・・・・・・以下、実に面白い事が書いてあるが省略・・・(さだまさし著 「いつも君の味方」より)

この“鳩”というお店で、直純さんが
 「・・最近の歌はよ、つまらねえ。 もっとこう、
  胸に迫って親父が号涙するような歌が聞きたい。お前、書け。わかったな」
と、さださんに言って出来たのが、かの有名な “親父の一番長い日” という歌だ。
さらに、女将さんが、
 「・・・・さ、男はん、きばっとくれやっしゃ。なあ、おっしょはん(さださんのこと)
   そんな歌(男がしゃんとするような歌)つくっとくれやす」
と、さださんに言って出来たのが、かの有名な “関白宣言” という名曲である。


私は今回の同窓会で、京都へ行った折、
 ●三条 堺町の“イノダ”っていうコーヒー屋 と
 ●先斗町の、 “鳩” というお店があった場所
の、2ヶ所に行ってみたいと思う。

どなたか、京都で他にお勧めのポイント、ご存知ありませんか。


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