汽車のない旅(2007.10.14)


 
親の許しもなく 夫婦もの お断りの部屋で
お前のまっ赤なサンダルをかくす毎日
 
 あの頃の二人は 旅に出る金もなく
故郷の地図をひらいて汽車のない旅をした

 やさしい女(ひと)よ 許しておくれ きつい暮らしと涙の他は
何も与えなかった


 歌手の南こうせつ氏歌うところの”おまえのサンダル”という唄の歌詞である。


【 汽車のある旅とは、こんなイメージだろうなあ。 いいなあ! ひなびた温泉へと、煙りはいて行く・・・・ 】

 今日の夕方、遅い夕食を摂り、2階の自分の部屋のベットにゴロンと寝っころがった。
窓からひんやりとした秋の冷気が入り込んで来た。
 うーーーーん、秋だなあ!と思わずつぶやいた。

 秋というと旅だなあ。
週末および、ちょっとした連休があると例外なくひとり、もしくは仲間と海へ行き、
さらに泊で夜釣りに行ったりする。
”海という恋人”ができて以来、夫婦で旅に出たりしたことはない。
このホームページを開設した頃からだから、かれこれ7年くらい旅に出たことがない。
3年前に愛犬ジャックが家族の一員となったことも、夫婦で旅に出にくくしている。

そのうち旅に出れることもあるだろうから、今のうちに何処へ行くか、準備というか、いくつかの候補地を決めておこう。
ふと、そう思った。女房孝行もせにゃあいかんだろうしなあ・・・・と。
「そうだ!、”汽車のない旅だ!”」
”汽車のない旅”というファイルを作ろう。
そして、近い将来、旅に出られるようになったらそのファイルを見せて、どこがいい?と、女房に選ばせればいい。

山中温泉、片山津温泉、草津温泉、鬼怒川温泉、登別温泉、・・・・・

2番の歌詞は続く・・・・

 
破れ小窓から 夕焼けを見たね
お前が故郷へ帰って もう2年だね

 
僕は目を閉じて 故郷の空を想う
今頃はもう菜の花が咲いているだろうか

 やさしい女(ひと)よ 許しておくれ きつい暮らしと涙の他は
何も与えなかった

 
海という恋人と、浮気ばかりして・・・・・


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