信州、白骨温泉(2003.4.29)


にごり湯、信州白骨、
草津、
白浜、
登別、
にごり湯、奥飛騨、
にごり湯、十和田・・・・・

ある商社の、「旅の宿」とい入浴剤。
その袋に描かれている版画。
棟方志功ばりのすばらしい版画がデザインされている。

浴衣姿でタオルを持って風呂に行こうとしている人、
頭にタオルを巻いて入浴している女性、
湯煙・・・・、
温泉街の瓦屋根・・・・・

うーん、のんびりと、温泉旅行でもいくかぁ
と思わせるほどよくできているデザインである。
まあ、定年退職後にゆっくり女房と一緒にゆくか・・・・となるのだが、

しかし、この今という機会を逃して、引退後に行って果たして感動できるのだろうか、
若い時は、若い時なりの感動や、あるものに対する発見や邂逅があるのではないか、
そしてその感動や、発見や邂逅は今しかできないのではないか。
今と言った今は、すでにもう過去であり、時間はどんどん過ぎてゆく。

狭い社宅の風呂につかりながら、ふとそんなことを考えた。




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