リビングつりお(2022.1.19)

 昭和40年の紅白歌合戦にて、
山田太郎という人が♪新聞少年♪という歌を歌った。
その頃の私の子供心に、いい歌だなぁ、、と響いたのを思い出す。

歌詞の1番に、、
♪僕のアダナを 知ってるかい 朝刊太郎と 云うんだぜ
   新聞くばって もう三月 雨や嵐にゃ 慣れたけど
     やっぱり夜明けは 眠たいなア・・・・・・♪
2番の歌詞には、
♪今朝も出がけに 母さんが 苦労をかけると 泣いたっけ
  病気でやつれた 横顔を 思い出すたび この胸に
   
小ちゃな闘志を 燃やすんだ ・・・・♪
歌は3番まで続くのだが、
この歌にあやかって、
♪ワシのアダナば 知っとるね リビングつりおって云うんだぜ
   新聞くばって もう六月 、、、、、 ♪
ちっとも面白くない替え歌だが、
半年前、リビング新聞の広告欄に「配達員募集」と載っていたのを見て、
応募して配り始めた。
2番の歌詞ではないが、うちのやつれた妻が
低賃金ならぬ低年金では生活が苦しいと、口には出さないが
態度で示すものだから、、、


【 玄関に置いた リビング新聞 】

このリビング新聞であるが、
毎週火曜日の昼頃に運送業者が、うちの玄関まで配達してくれる。
その日のうちに、チラシの折り込みをやる。

新聞自体も2分冊とか3分冊に分かれてくるので、1冊にまとめて
その上でチラシを折り込む。
そして配りやすいように半分に折りたたんだ状態が上の写真である。
青のケースが戸建てに配布するもので、
ピンクのケースがマンションなどの集合住宅用である。
何が違うかというと、中に折り込むチラシの種類が違う(同じ場合もある)。
全部で約360部を配達する。

新聞が我が家に配達されて、上写真の状態にするまでに最低3時間はかかる。
そして翌日の配達にも3時間くらいかかる。
作業が熟練するにつれてそれらの作業時間は少しは短縮されるかもしれないが、
いまのところあまり進歩はない。

これが普通の新聞のように毎日の作業となると、
多分、この老体では無理だと思う。
救いなのは、1週間に1回の配達だから何とかなっている。


【 配達に使うママチャリ 】

配達時間も普通の新聞のように朝早くではなく、
夜明けから日没の間に配るように言われている。
朝早くとか日没後だと、不審者と思われるかららしい。
そんな訳で、昼間好きな時間に配れるのは楽でいい。

朝8時半ころから、自転車に乗って戸建てを配布して、
その後、集合住宅の分は、妻と二人で
軽自動車で配っている。
マンションなどは、集合ポストが多いから
割と効率よく配れる。

週に1回の配達なので報酬はさほど高くないが、
運動というか身体を動かすという点では
健康にいいと思っている。

今朝の最低気温は、−3度Cであったが、
天気は快晴。
ままチャリの荷台に積んだ新聞は少し重たいが、
済んだ空気の中を颯爽と走っていく。
実に心地よい。


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