プリンターの寿命(2017.2.18)

 拙のホームページタイトルにあるとおり、
会社をリタイヤして、毎日がシルバーウィークであり、
仕事はしていない。

しかし、毎日、朝から晩まで暇さえあれば、パソコンに向かい、
VST(Virtual Studio Technology)ソフトである、「CUBASE ELEMENTS7」を動かし、
コンサートにに使用するオケを、作成・メンテしている。
さらに、定期的な「童謡コンサート」、「フォークコンサート」に関する
あらゆる準備作業をしている。

ボランティア活動とは言え、音楽に関するそんな作業のひとつひとつが
私の仕事みたいなものである。

老人ホームや、デイサービスセンター等の施設からの要請で、
「童謡コンサート」などに出かけていく場合、
必ず、人数分の「歌集」を持参し、会場で配布し、
参加者の皆さんと「一緒に!」、「楽しく!」、「大きな声で!」
「歌おう!」をモットーにやっている。


【 訪問先の、老人ホームなどで配布する歌集 】

この歌集を家で、ジーコ  ジーコ、パソコンとプリンターで
印刷する。
私が使っているプリンターは、Canon製のPIXSUS IP2700
という古い機種で、販売当時1万円前後だったと思う。


【 Canon製 PIXSUS IP2700。 Wi-Fi も何も付いていない 】

このプリンターを酷使して、7年間ほど歌集を打ち出していたが、
数ヶ月前、メッセージが出た。
 「インク吸収対が満杯に近くなっています、、、、云々」 というメッセージである。
結論的には、「メーカーかもしくは、購入したところでメンテしてもらってください」 というものだ。

そのメッセージを無視して(リセットボタンを押して)、使い続けていたら、
“明日、コンサート!” という日に、ピタッと印刷ができなくなった。
 「インク吸収対が満杯になりました!」 というメッセージと共に。

ネットで調べて、うすうす知ってはいたのだが、、、、

憶測も含めて言うと、おおよそ以下のようなカラクリらしい。
数値等は、まったく憶測だが、この手のプリンターは、
プリントアウトのカウンターが内蔵されていて、
例えば、5万枚印刷したら、インク吸収体(インクのカスを溜めておくところ)を
交換するようになっている。

そして、4万9千枚印刷したところで、「・・・・満杯に近くなっています、、、、」
というメッセージを出す。
このメッセージが出たところで、メーカー送りとか購入したお店に持っていかなくてはならない。
私のように、そのメッセージを無視して使い続け、カウンターが5万枚に達した時点で、
プリンターにロックがかかり、もうメーカーに対処してもらわない限り、使用不可能となる。
メーカーでの対処費用は約1万円かかると、家電量販店の人が言った。

つまり、“買い換えたほうが、経済的ですよ” となるのだ。

私がガックリしたのは、ロックがかかり使えなくなる直前に、
まだまだ大丈夫と思い、インクカートリッジ(ブラックとカラーの2個1セット:約5千円)を
購入したばかりだったのだ。

その購入したばかりのインクカートリッジを、使える機種を買おうとしたら、
「古いタイプなので無い!」 と、店員は言った。
じゃあ、しょうが無い。
インクカートリッジは、返品がきくとの事なので、
新たなプリンターを買おうと、店内を見て回った。
いろいろなプリンターがあるが、最低でも2万くらいはする。

す、す、すると、1台だけ、全く同じ「IP2700」が、
展示品限りで、棚の端っこに置いてあるではないか。

「あるじゃあないか! ウソ言うな!」 と、言おうとしたが、
グッと我慢して、
「これこれ! これ頂戴!」 と、言って買った。
なんと、3千数百円で買えた。
なんとラッキーな!
たまには、ラッキーな事があるものだ。

さて、今後、
今回買った、全く同じプリンターを使い続け、
また同じエラーメッセージが出たとしても、
メーカー送りにしなくても、自分で何とか復活できる情報がネット上にあった。

しかし、その対処をする前に、もうプリンターは使わなくなるだろう。
そう!その前に、私の寿命が尽きるだろう。


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