メジロ(2013.12.21)

 仕事で、お客さま宅を訪問した折、
お客さまのOさんは、写真を趣味にしておられる方でした。

いろんな写真コンテストに応募される際、
最近は、作品を事務局に送るのに、
電子メールでの投稿に限られるという場合が増えてきているようである。
作品をメールに添付した、電子データで送るわけで、
いよいよ、現像を生業とする写真屋さんも、真っ青という時代になったかな。
時代って、ドンドンそんな風に進んで行くよね。

Oさん宅を訪問した用件は、Windowsのノートパソコンから、
電子メールが発信できないというお問い合わせで、
メールアドレス、パスワードなど正規なデータを設定してOKとなった。

喜んで頂いた上に、Oさんのご自宅の畑で採れた
無農薬の白菜や、里芋などをたくさんお土産に頂いた。
恐縮至極であり、とてもおいしく頂いた。

メール設定の折、接続試験も兼ねて、
私の仕事場のメールアドレスを、アドレス帳に設定しておいたところ、
幸いにも、お礼のメールが届いた。
嬉しい事に、ご自分の自信作だと思われる、
“メジロ”を撮影した写真も添付されたメールが届いた。

拝見してびっくり。
さすがにコンテストに応募される方だけあって、
その構図といい、ピントといい、素人目から見ても素晴らしいと思った。

その昔、小生、長崎県の大瀬戸町という田舎に住んでいた、小学6年生の頃、
友達と一緒に、山で獲ったメジロを、メジロ籠に入れて飼っていた事があり、
実に懐かしく、その写真を拝見した。
薄い綺麗なグリーンというか、ウグイス色というか、鳥身、目の周りの鮮やかな白。
実に綺麗な鳥だ。

さっそく、お礼のReメールをお出しし、拙のつたないホームページに
掲載許可をお願いしたところ、すぐに快諾のメールを頂いた。


【 Oさんのお撮りになった、メジロ。 送っていただいた作品そのままであるので、とても大きい 】

梅の花だろうか、一輪、枝ぶりもいいし、
なかなかこんな構図の写真は、撮ろうと思っても撮れるものではないだろう。

それにしても、メジロを2、3羽 飼っていた小学生時代、
小さいすり鉢と、すりこぎを使って、練り餌を作ったりして楽しく飼っていたが、
水浴びをさせようと、水を張った真鍮の弁当箱を籠の中に入れようと、
籠をちょっと持ち上げたとたん、サーッと大空に羽ばたいて行ったっけ。

そんな感じで、全てのメジロを水浴びの折に、逃がしてしまった。

やはり野に置け、れんげ草 ではないが、
やはり、大空を飛べ メジロ・・・とばかり、
逃げられても、不思議と後悔はしなかった。
狭い鳥籠の中より、おおらかに大空を飛んでくれた方がいいよね。

それ依頼、メジロを飼ったことは無い。


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