灯台守(2013.9.14)

 灯台守りといえば、

 
♪俺(おい)ら岬の 灯台守は
    妻と二人で 沖行く船の
  無事を祈って 灯(ひ)をかざす
    灯をかざす・・・・・ ♪

という歌詞を思い出すが、その歌は “喜びも悲しみも幾年月” というタイトルの歌である。


【 灯台・・・・初期の灯台は、落花生油など、油を燃やして光源としていた時代もあったようです。】

今回の “灯台守” という歌の歌詞は以下のような歌だ。

 1 こおれる月かげ 空にさえて
    ま冬のあら波 寄する小島(おじま)
   思えよ灯台 守る人の
    尊きやさしき 愛の心

 2 はげしき雨風 北の海に
    山なす荒波 たけりくるう
   その夜も灯台 守る人の
    尊きまことよ 海を照らす

両方の曲に共通するのは、
 ただひたすら沖行く船の無事を祈り、その灯火をどんな事があっても絶やさない・・・
電子化、オートマ化、IT化が進んだ現代では到底考えられない不便な時代、
人知れない僻地・半島での過酷な生活の中で、灯台守りの方々の苦労があった時代である。

 無事を祈って・・・
  尊きやさしさ・・・
 愛の心・・・
  尊きまことよ・・・


素晴らしいメロディと共に、これらの言葉に触れる時、
古き良き時代の、日本人の実直さ、
無私の上に醸し出される、“縁の下の力持ち” 的、奥ゆかしい美しさ、
そんな感情が湧き上がってきて、私の心はいやされる。

さてさて、定年まで残り少なくなった、私のサラリーマンという立場での仕事においても、
このような古き良き時代の、日本人の心を持って、
その残された期間を全うしたいと、自分なりに思う。

灯台守(Youtube) きれいな曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=Za_e2YnOBWE


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