書斎のテーブル(2010.10.5)


 いつも思うが、この「仕事」に関するエッセイの数が、
「道楽(趣味)」などにくらべると極端に少ない。
ひとつ前のエッセイから、6ヶ月振りだ。
よっぽど仕事ぎらいか、仕事をしていないという事だろう。
自分でもおかしく、不思議なくらいだ。

そして、今から書く内容も「仕事」にはあまり関係ない事だ。

私の好きな作家、吉村 昭氏の書斎のテーブルは、幅3mくらいあると、
氏のエッセイか何かの本に書いてあった。
膨大な資料を広げられて小説を書いておられたのだろう。
3mという広さに驚きながら、氏なら当然それくらいの机は必要だったんだろうなと、
各小説の素晴らしさに、敬意を持って納得してしまう。

私の書斎(単に自分の小部屋)の机はどうか。
以下の写真のとおり、大昔のパソコンラックを机として使っている。
このパソコンラックだが、随分まえに友人からもらったものである。


【 私の机 兼 パソコンラック。・・・・・ビフォー 】

キーボードの手前には、本すら置けない。
童謡関係の、楽譜の整理などもこの机でやっているので、
不便で使いづらいこと、この上ない。

ホームセンターへ行き、テーブルの上になる板を買い求め、
現在の机の上に置き、2ヶ所をクランパで固定した。


【 ジャーン! アフターである。 マウスも広々  】

この板、50cm × 90cm × 1.7cm の、杉の木か何かの合板である。
1,700円くらい也。
表面がスカスカした感じなので、コップなんか置けばその結露をすぐ吸い込みそう。
女房にフローリング用のWAXが無いか聞いたら、あるというので、
それを表面に塗ってみた。
そのWAXは水のようなので、表面に布で塗ってもすぐ吸い込まれてしまう。

まあ、いいや。
何はともあれ、作業場が広くなったのだから。
これだけ広くなると、何かいい仕事ができそうな気もしてくる。
また、木目そのままの板なので、俎板に見立てて料理も出来そうである。

何故もっと早く気がつかなかったのだろう。
随分、効率という面で損をしてきた感じである。

やれやれ、
ただ単に机が広くなっただけだというのに、
ニコニコしている自分がいる。
ニコニコして、こうしてパソコンたたいている自分がいる。


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