パソコンに手を出すな!(2010.3.13)


 噂で聞いた話しなので、多少現実とは異なる点もあろうが、
大方は間違っていないのではないか。

ある会社では、朝の始業時(朝9:00頃だろうか)前に、
職場のパソコンの電源ONが禁止とかいう話しである。


【  パソコンに手を出すな! 】

労働組合が言い出したのだろうと思っていたら、何と会社側が言い出したと聞いてびっくり。

さらに驚いた事には、課長など管理者も同様に始業時前の
パソコンの電源ON禁止なのだそうである。

私は耳を疑った。
一体どこからそういう発想が生まれてくるのか。
あまりにもサービス残業が多いので、オーバーワークぎみの一般社員に対して
言うのなら少しは分かる(本当は分かっていないのだが)。

しかし管理者とは、そもそも経営者の端くれではないのか。
(いいや、管理者も少しばかり手当てをもらう一般の社員と変わらないのだ
 と思われる方は、以下を読まないで当ホームページを閉じていただきたい)

管理者を一般の社員と一緒に扱ってしまうところに、経営者トップの間違いがある。
そんな発想だから会社全体に緊張感がなく、管理者自体も指導力や管理能力の
無い人間が、肩書きだけでその席に座っているだけに成り果てるのだ。

私がこの会社の経営者だ! 何かあったら私がやる! 私に任せなさい!
私がこの会社そのものだ!

少なくともそんな心構えの人物が、普通、管理者になれるのではないのか。
素晴らしい先輩諸氏から、少なくとも私はそう教えられた。

書きたい事はいろいろあるが、これ以上書くのはよそう。
所詮、人事(ひとごと)であり、考え方の違いなのだろうから。
しかしひとつだけ言わせてもらえば、そんな会社は経営者のトップが
始業時になるまで会社に鍵をかけて、社員が職場に入れなくしたらどうだろう。
そして、その会社は近隣の笑い者になるというのはどうだろう。

随分前に聞いた、落語の話しを思い出した。
それは、「会社のために、一生懸命頑張ります!」という社員がいたら、クビにしたほうがいいと言うのだ。
何故なら、それは嘘なのだと。
「社長の俺ですら、会社のためには頑張っていないのだ」と社長は言う。
結論は、“大切な家族のために頑張れ!” という落ちである。

ところで、くだんの会社では、朝早く出社した社員は、
“本でも持ってこないと退屈だ・・・・” とか。

小中学校の読書の時間でもあるまいし。

私なりに出した結論はこうである。
何事も、考え方と程度の問題なのである。

ん? この結論も何か変だな? 説得力がないな。


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