権力は・・・(2001.4.8)


もう、10年以上前のことであろうか。
会社の前で、M課長に会った。
その日は、土曜だったか日曜だったか覚えてはいないが、昼過ぎだったと思う。
「こんにちは、おひさしぶりです」と私。
『やあ、こんにちは・・・・・・あのね・・・実は・・・
うちの幹部連中はろくなことしよらんですばい・・・まったく』とMさん。
で、たったそれだけの挨拶で別れた。

ほんの通りすがりの挨拶ていどだったが、すれ違ったあと、酒のにおいがした。
管理者ともなれば、絶対に上には逆らえない。
幹部連中は、えらそうな事をいう割には、裏ではろくな事していないというようなニュアンスにとれた。

つい先日、私も幹部の醜聞を耳にした。
うわさかもしれないが、それがもし本当ならやりきれないと思った。
まったくみっともない。
社員は、正直にコツコツと努力をしているのに・・・

「権力を持った者は必ず腐敗する」という言葉を思い出した。
「この世の中を、理性的にとらえることは、果たして理性的だろうか」
という言葉も思い出した。

なんともはや、醜聞が単なる間違いか誤解であることを祈るだけだ。
そうでなければ就業意欲がわいてこない。


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