行く春や・・・(2007.3.24)



【 春・・・・・・別れと、出会いの季節・・・・・・・・ 】


 2年間という期間は、長かっただろうか、あるいは短かっただろうか。
出身地を遠く離れ、九州・肥後という土地で、新入社員の2年間が終わる。

その新入社員たちに、少しだけかかわった私は、以下のようなメールを出した。

「行く春や鳥なき魚の目は泪」

 春は、別れと出会いの季節です。

 少し早いかもしれませんが、
H17入社の社員の方、2年間よく頑張りました。
不本意なこと、つらい事、いろいろあったと思います。
慣れない地で、よく頑張りました。拍手を送ります。

最後に私から、お願いがあります。

簡単なことです。
各自が各担当で、担務した業務内容(担当を超えても結構です)について、
次の方が引き継ぐわけですから、きちんとした引継書を作成し、引き継いでください。
赴任していくであろう新任地まで、問い合わせの電話がこないように、よろしくお願いいたします。

以上です。


直接、口で言ってしまえば簡単なのであるが、あえてメールにした。
4人のうちのひとりから、Reメールがきた。

簡記すると、
立つ鳥、後を濁さずで、きちんとして旅立ちます。ほんとにお世話になりました・・・という内容であった。

たった一人からのReメールだったが、うれしかった。
私からエールを贈ります。
 イベントなどでの難しい調整も随分、うまくなったね。
 ずいぶん成長したね。
 これからも、元気で頑張れよなっ!。

行春や鳥啼魚の目は泪
この松尾芭蕉の句碑は、
JR南千住から国道4号(日光街道)に出た、素盞雄(すさのお)神社にある。


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