信頼が崩れ去るとき(2007.3.20)


 ある事象が発生したのを、ふとした事で知ってしまった。
ある事象が発生した時期が問題である。
何故、その事象が発生したとき、部外者ではない私にも知らせてくれなかったのか。
何故、一言相談してくれなかったのか。



こうなってしまいました・・・では遅いではないか。
その事象を掴んだ当事者たちは、どんな対応をしたのか。
その事象の本人の苦しみを、どれほど理解できたというのか。

君たちは、東京の山手線の電車に乗り、当てもなくグルグルと回って、
どこで降りて電車に飛び込もうかと、ほんとうに死の一歩手前まで行った経験があるのか。

実に残念である。

残念がっている人間にも、問題がある。
何故、当事者たちは、その人間に誰も相談しなかったのか。
相談するに足りる人間だと認めなかったからではないのか。

何故、認めないのか。

常日頃、馬鹿ばかり言っているからか?
職位が低いからか?
出世競争から脱落した落伍者だからか?
上司にゴマをすらない変わった人間だからか?
判断能力がないからか?

信頼というものが、音を立てて崩れ去った瞬間である。


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