商売について(2000.6.3)


アメリカは、デトロイトに住む、自動車セールスマンのトムは、
初めてブラウンさんに自動車を買ってもらいました。



ブラウンさんにはそのころ、初めての可愛いい女の子(メアリー)が生まれました。
そのことを知ったセールスマンのトムは、
毎年、メアリーにお誕生カードを送り続けましたました。

メアリーはやがて大きくなり、大学も卒業してある会社に就職しました。
生活にも余裕ができてきたメアリーは、車を買いたいと思いました。


さっそく、メアリーは、セールスマンのトムに電話をしてこう言いました。
『トムさん、あなたから毎年届く、心のこもったお誕生カード、忘れていませんよ。
ほんとにありがとう。

おかげさまで、就職もできたし少しだけ、ゆとりもできました。
実は車を買いたいと思っています。
その車ですが、わたしはその車を、あなたから買いたいのです。
いえ、あなたに売ってほしいのです。相談にのってくれますか・・・・」

これこそ商売だと、単純なわたしは思うのです。




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