“わらじや”のうどん (2012.1.7)


 私の知り合いに、「わらじやのうどん、知っとる?」 と聞けば、
ほとんどの人が、『 知っとる、知っとる、うどんの美味かとこやろ 』 と答えるくらい人気の店である。

今日、たまたま昼時、近くを通ったこともあり、ひとりで入ってみた。
熊本市内から、国道3号線を北上し、通称 飛田バイパスへ右折し、
真っ直ぐ走って1kmちょとの左側に、“わらじや”はあり、
こっちの方面にはめったに行くことはないので、実に久し振りである。

土曜日の昼、12時半だったので混んでいるだろうと思ったが、
割とすいていた。
カウンターの一番奥に座った私は、開口一番、
 「 ごぼう天うどんと、稲荷! 」と。


【 “わらじや” の ごぼう天うどんと、稲荷(一皿3個)。 】

いつもの事、ひと箸つけてから、“ あいた、写真とらにゃんやった!” とばかり、慌ててシャッターを押すのだった。

小皿に、昆布の佃煮(食べ放題)をすこし盛ったが、これも実においしい。
たぶん、うどん出汁にとった残りの昆布だと思うが、絶妙の味付けであり、
これと白ごはんさえあれば、充分な食事となる。

ごぼう天も実に美味い。
うどんの出汁(スープ)は、写真のとおり透明である。
どうすればこんな美味いうどんのスープが作れるのだろうかと思う。

その昔、とてもうまいと評判の焼き鳥屋があって、そのタレ味に感動した客が、
 『 200万円出すから、このタレの作り方を教えてくれ! 』 と言ったが、
大将の答えは、《 ノー 》 だったとか。
このわらじやでも、
 『 200万円出すから、このうどんスープの作り方を教えてくれ! 』 と言ったら、
主人は何と言うだろうか。

私はいつもの事ながら、1滴残さずスープまで飲みあげて店を出た。


【余談】
うどん好きの方ならご存知だと思うが、
長崎県は小浜温泉から、雲仙へ登る国道沿いに、
 “六兵衛茶屋” と言う うどんの美味しい店がある。
ここのスープも実に美味しい。

先日テレビを見ていたら、そのお店の“六兵衛うどん”を紹介していて、
レポーターが、
 『 椎茸と、鯖節で取った うどん出汁に・・・・・・ 』 と、出汁の材料をさらりと言ったのである。
それだけではなく、他の材料もあるのだろうが・・・・・。
案外と、うどんの出汁とは、昆布、椎茸、鯖節や鰹節、塩・・・・・
そんな材料で結構うまい出汁が作れるのかな とも思ってしまう。
どなたか、うまいうどん出汁の正確な作り方をご存知の方、
是非、ご教示願えないだろうか。


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