カレー (2011.1.20)


 我が家でも、たまには家族で外食をする事もあるが、
カレーを食いに行こうという事にはならない。
何故なら、家内がどういう訳か、
 “カレーは、お金を出してまで外で食べるものではない”
という信念の持ち主だからである。
従って、私がカレーを食べるのは、会社の食堂か、自宅でということになる。

先日、童謡コンサートに出かける折、仲間4人で昼食にカレーを食べる事になった。
C屋というカレー専門店に入った。

前述のとおり、カレー専門店に入る経験などほとんど無い私は、
メニューを一瞥しただけで、
 「 チキンカツカレー、ご飯少な目で! 」 と注文した。
辛さは? と聞かれたので、 “普通で” とお願いした。
仲間の内二人は、
 
『 ビーフカツカレー、ご飯普通、7カラで! 』 と注文した。
ウェイトレスが、「かしこまりましたぁ」 と言って去った後、
私は、「 7カラって何? 」 と聞いた。
そしたら、7番目くらいに辛いやつ という意味だと分かった。
お店には、1辛(カラ)から最高10辛まであるという。 

やがて出て来た “チキンカツカレー” は、実においしく、
ゆっくり租借して、カレーの香りを楽しみ、
ご飯の量も私には適度で、空きっ腹は満たされ充分満足した。

 
【 チキンカツカレー 】     【 ビーフカツカレー 】 どちらも美味そうだね。 

さて、カレーも食べ終わろうとした頃、
試しに、仲間の7辛のカレールーを、
少しだけフォークの先につけて舐めさせてもらった。
その途端、私は席を立って一目散に店の外へ走り出たい衝動にかられた。
辛いと言うより、口の中に1,000本くらいの針を突き刺されたという感じである。

それほど辛いのである。
もし外に出たなら私は、以下のように叫ぶだろう。
 
 
“ ヒエー!!   かれー!! ”

それから数日後、
私は何故かしら、昼休みに会社の食堂ではなく、
同じチェーン店の、C屋というカレー屋さんに足を向けた。
 
『 ビーフカツも、やわらかくて美味しかった!』 という仲間の言が
何故かしら耳に残っていて、今日は “ ビーフカツカレー” を食おうと思ったのである。

さて、1辛〜10辛まであるカレーの何番目を選ぶか。
思い切って2辛くらいなら、少し辛くても何とか食えるかもしれないなと思った。
しかし待てよ、前回、普通でも結構辛かったよなぁ と思い、
思案の末、1辛を注文した。

カレーが出来るまでの間に、メニューをよく見ると以下のようになっていた。


何と、7辛とは、1辛の「14倍」の辛さではないか。 どおりで辛いはずだ。
案の定、運ばれて来た 1辛のカレーでも、私にとってはかなり辛いものであった。

カレーを食いながら思った。
 “ よかったぁ! 2辛にせんで ”

しかし、怖い物見たさ、食べたさで、近い将来、2辛くらいまでなら挑戦しようと思っている。
ビーフカツは、実にジューシーで美味しかったですよ。


それにしてもですね、7辛を食べた仲間のMYさんはおっしゃいましたよ。
 
『 10辛でも食えない事はないと思うけど、カレーの味を楽しむことは難しいんじゃないかな。
    バツゲーム的な感じじゃないかな・・・』
と。 うーむ! 恐るべし!
私がもし、10辛を食ったら即死するんじゃあないかな。


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