チーちゃんの海苔 (2011.1.10)


 知り合いの女性、チーちゃんから今年も海苔を頂いた。
寿司屋で使うような、帯の付いた立派な海苔である。
その海苔の色は、漆黒とでも言うのだろうか、実に黒々として艶のある海苔である。
新海苔である。


【 我が家の朝食の食卓に乗る、新海苔。チーちゃんの海苔。  】

備長炭で・・と言いたいところであるが、
ガスの遠火の強火で、この黒々とした海苔を食べる前にサッと炙る。
そして食べやすいように切ったのが上の写真である。

あったかいご飯に、漬物や納豆、明太子などを乗せ、
海苔と箸で、クルリとばかり海苔巻きにして食べる。
その海苔巻きに、ベッタリと醤油を付けてはいけない。
醤油は、ほんの少し付けるのだ。
 “ ベッタリと醤油を付けるような事は、パリッと香ばしく
  海苔というご馳走を、炙ってくれた人の厚意を無にするようなものである・・・・”
とは、美味んぼ というマンガにも出てくる。

今朝は、ご飯に明太子を乗せて、それに海苔を巻いて食べた。
新海苔のいわゆる、潮の香り、磯の香りが実に懐かしく香ばしい。
パリッと口の中で、海苔の香りと共に広がっていく。

口を開いて食べては、マナー的によくないなどと言われているが
私は違うと思う、程度の問題ではあるが、
パリパリ、クチャクチャ、食べてもいいと思う。
このように香り高い焼き海苔を食べるときには、
口から鼻に抜ける香りも、実に大切な味覚の要素なのである。

海が好きな私には、その潮の香りとでもいうべき、
磯の香りがする海苔が大好きである。
よくぞ日本人に生まれけり!とさえ思う。


チーちゃん、頂いたたくさんの海苔、毎朝、実に美味しくいただいています。
いつも美味しい海苔を、ありがとうございます。


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