びっくりラーメン、長崎 (2007.8.6)
今日の朝、8時15分に黙祷をした。
広島原爆の日である。
と、同時に長崎生まれの私としては、さだまさしさんの「夏、長崎から」の日でもあるのだが、
残念ながら、この稲佐山でのコンサートは2006年で終わってしまった。
さて、おいしい話しにしましょう。
数日前、長崎に帰省した夕方、飯でも食おうと、親父と二人で「びっくりラーメン」屋さんへ行った。
場所は、思案橋⇒ 円山公園⇒ この丸山公園から寄合町を、150メートル程あがった左側にある小さなお店。
【 特選自家製焼豚 びっくりラーメン 暖簾 】
夕方7時ごろ着いて、このびっくりラーメン屋さんへ。
まず、ビールと串カツの突き出し、おでん。
親父は、「燗つけて一杯!」と言ったので、私もビールを飲み終えて、『わたしも、燗つけて一杯!』
親父は、92歳である。
高齢で、最近はめっきり弱くなったと、甘鯛のフライ定食を食べながら、チビチビ熱燗をやる。
それでも、53歳の私より酒は強いだろう。
燗酒コップ2杯で、いい気持ちになって会話がはずむ。
『ところで、びっくりラーメンのびっくりって、何がびっくりなんですか?
例えば、びっくりするほど量が多いとか、びっくりするほど焼豚が大きいとか・・・・??』と、聞いてみた。
ママさん曰く、
「それは、お客さまがお決めになることです。」ってか!
【 ママさん・・・了解を得て、撮らせてもらいました。若い頃はさぞ美人だったでしょう?なんか言って 】
びっくりの結論が出た。
@びっくりするほど、長崎的。
(鶏ガラをベースとし、あっさりとしたスープで、他店でよくやるインスタントなスープの素なるものを、一切使用していない)
Aびっくりするほど、焼豚がうまい。
(もう、とろけるほどうまい。焼豚のお持ち帰りも可で、完全自家製)
Bびっくりするほど、愛情がこもっている。
(上のママさんの写真を見れば、よくわかると思います)
ママさんは私より、やや年上であるが、歳のことを聞かれると、お客さんにはこうお答えする事にしているという。
「まあーーーーだ、80にはなっとらんとですよお・・・」っと。
いい加減に酔いがまわって、アッシはラーメンを注文した。
【 こってりしているようで、あっさり・・・・野菜ラーメンだったと思います 】
長崎やなあぁ・・・うまかなあぁ・・・と言いながら、一気に食べてしまった。
【 壁には、各種定食のメニューが写真付きで掲示してあります 】
ほとんどの定食が、550円だったと思いますが、親父が注文した甘鯛のフライ定食は、
高級な甘鯛なので、少し高かったようです。(750円くらいだったかな)
【 左から、私の親父、お店のご主人、ママさん 】
店を出て、よかお店やぁねえーーー、毎日でも行きたかねえ!と、私はつぶやいた。
どうぞ、長崎においでの方、長崎の温かい人情に触れられるお店、「びっくりラーメン」屋さんの
暖簾をくぐってみてください。いいお店です。
思案橋の電停から、歩いても7〜8分で行けます。
ところで、92歳になる親父は、ノートパソコンを買い、現在、パソコン教室に通っているという。
元気なもんである。
【追伸】
残念ながら、この「びっくりラーメン」屋さんは、平成21年3月頃、
お店をおやめになったようです。いいお店はどんどんなくなりますなあ(平成21年4月30日記す)