牡蠣入りチャンポンと、高齢化社会 (2007.4.13)


 私は、牡蠣が大好きである。
海のミルクとも言われる、牡蠣。栄養も実に豊富である。
タウリンや、亜鉛を多く含み健康食品としても注目されている。
オイスターソースとか、牡蠣のエキスとか・・・・

牡蠣フライがあれば、ビール、焼酎のつまみには最高で、これさえあれば他には何もいらないくらいである。
チャンポンや、皿うどんなどにこの牡蠣が入っていると、その料理の味がひと味も、ふた味も違ってくる。

リンガーハットにも、季節限定の「かきチャンポン」なるものがあり、これもうまい。
しかしである、広島産の牡蠣とか、宮城産の牡蠣とか、全国的に有名な牡蠣ではあるが、養殖牡蠣である。

実は、ほんとうにうまい牡蠣とは、拙のエッセイの、No.11(三八ラーメンの、ちゃんぽん)にも記したとおり、
地がきである。
この地がきは、チャンポンに入れるとサムネイルほどの大きさになるが、そのエキスが醸し出すスープは特別である。
車を飛ばしてでも食べに行きたい味である。


【 地がきが入っていたら、うまいですよ!絶対に! 】

残念ながら、私の住む熊本では、この地がき入りのチャンポンを食ったことがない。
地がきそれ自体なら、よくスーパーで見かけるのだが・・・・・
そこで思う、「地がき入りチャンポン」屋さんをやったら、もうかるだろうなって。
だって、日本人は牡蠣ずきの人が多いから。
特に高齢者の方は、好きな人が多いと思う。

これから高齢化社会を迎えます。
どなたか「地がき入りチャンポン」屋さんを開業しませんか。
わたしゃあ、絶対に食べに行きますよ、しかも、頻繁に!

それと、もうひとつアイディアがあるんだ。
それは、高齢化社会を迎えるこれからの世の中で、「病院」がキーワードである。

何故、病院か。
最近、知り合いが入院したりして、よく病院に見舞いに行くことがある。
その時、目にする病院食である。
ただでさえうっとうしい入院生活の中で、あのみすぼらしい病院食はどうだ。
病魔と闘う希望すら湧いてこないほど、貧弱ではないか。
(もちろん、重度の糖尿病など食事制限がある場合は仕方ないが)

とにかく、辛い闘病生活をおくる病院の中でくらい、せめておいしい「地がき入りチャンポン」の大盛りを食わせてやりたい。
そう思うのが、人情ではないか。
どうせ、そう長くは生きられないんだから。

そんな素晴らしく理解のある、グルメ病院の厨房に来て、患者を元気にする料理を、君は造ってみないか!
中華料理屋に、最近就職した我が息子にそう言ってやりたい。
もちろん、そんな病院があればの話しだが・・・・


【 ごぼう天うどんも、たまにはいい・・・・・なんのこっちゃ! 】


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