トルコライス (2007.1.8)


 今日は休日。
女房: 「お昼、何が食べたい?」
私: 『トルコライスでもたべたかねーー』
女房: 「なんね、それ。」

女房も私と同じく長崎出身なのだが、トルコライスを知らないとはびっくりした。
長崎では、ちゃんぽんと同じくらい有名な食べ物なんだけどね。
まあ、確かに最近では食べなくなったが、20代で、長崎にいたころはよく食べていた。
長崎市内の、主に喫茶店で出されるメニューだ。

私流の、トルコライスの定義はこうだ。
@まず、皿は楕円形でなくてはならない。
Aチャーハン、ドミグラソースかけトンカツ、スパゲティナポリタン、の3種が盛られている。

イメージでいうと、下のようなものである。
写真では、皿が四角っぽいが、私流は楕円でなくてはならない。


【 トルコライスのイメージ写真・・・チャーハン+ トンカツ+ スパゲティ 】

・チャーハンの代わりに、バターライスもしくは、ピラフもしくは、ドライカレーという人もいる。
・トンカツではなく、カツレツだという人もいる。必ずソースがかかっている。
・スパゲティは、味付けがしてあればナポリタンでなくてもいいという人もいる。

要するに、ご飯、トンカツ(カツレツ)、スパゲティの3種が盛られていればトルコライスなのだ。
同じトルコライスを注文しても、出されるお店によって3種の組み合わせはまちまちだ。
出すお店によっては、キャベツのせん切りや、目玉焼きを乗せたりもする。
要は、自分の行きつけの店で出されるトルコライスが、自分流の定義となるのである。

先日、私と同じく長崎出身の「さだまさし」さんの書いた本を読んでいたら、トルコライスのことが書いてあった。
さださんも、トルコライスを子供の頃から食べ慣れていたので、日本中いや、世界中に有る食べ物だと思っていたという。
また、北海道は根室の町に、「エスカロップ」というトルコライスにそっくりの料理があるそうだ。
東の果て根室の「エスカロップ」、西の果て長崎の「トルコライス」、どちらもエキゾチックな名前だ。

長崎の「トルコライス」の名前の由来は?
ある説では、ちょっと昔、日本人にとって「トルコ」とい国が、何となくエキゾチックで、ハイカラで、
それに憧れた時代があり、その頃外国から入ってきた洒落た物には「トルコ何々」とつけるのが流行ったとか。
また一説では、「レストラントルコ」という喫茶店がこの食べ物の元祖であるという説もあるそうだ。

いずれにしましても、「トルコライス」と聞けば、私は、猛烈に”ふるさと”、長崎を思い出すのでございます。


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