メニュー一新 (2004.3.3)
このエッセイは、「ニュース」にも同じものを載せています。

「メニュー一新しました。お客様に召し上がって頂いて完成です」
というポスターが張ってあった。


【添付の料理写真が、いかにもうまそう!】

そこは、若い人たちからサラリーマンまで幅広い層に人気のある、、いわる居酒屋のチェーン店である。
なるほどね、・・・・お客様に召し上がって頂いて完成・・・か。
いいキャッチフレーズだね。

時代が変わり、人々の料理に対する嗜好もどんどん変化している。
私はどちらかというと、保守的な方に入る人間だ。
その私が、そのポスターに載っている料理の写真を見て、
「うむ、一度食ってみたいな」と思ったのである。

商売に必要なものとは、このようにどんどん時代を先取りした改良なり、改革なり、方向転換なり、
いわゆる時代のウネリをどう取り込むかということだと思う。

毎朝歩く国道3号線沿いに、隣り合った小さな店舗が2つある。
最近、廃業したのだろう、「売り家」、「売り物件」の看板が掲げてある。
ひとつは、呉服屋さんであり、もうひとつは xxxxx PRINTING の看板跡から、小さな印刷屋さんだったと思われる。

着物(呉服)は、洋服に取って代わられ生き残れなかったのだろうか・・・・
印刷屋も・・・パソコン、プリンタ、ソフトさえあれば、プロ並みの名刺や年賀状が、家庭で簡単に印刷できる時代だし・・・・

いやはや、
「明治は遠くなりにけり」という言葉があるが、最近の実感としては、
「昭和は遠くなりにけり」である。 
時代の波に乗り遅れた男(私)は、ふと、そんなことを思った。

その男は、今年4月、リストラで会社をクビになる。
(さらに低賃金で、再雇用はしてもらえるようではあるが・・・・)


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