13種類の食材(2000.7.16)


福岡での姪の結婚式に出席した帰り、諫早まで女房の母を送り、その足で島原へ行った。
うまいものに目がない妻と私は、島原の老舗「姫松屋」本店へ行き、具雑煮を注文した。

1637年、島原の乱のころ、キリスト教徒軍が「腹が減っては戦ができぬ」とばかり、
手軽で、しかも栄養を考えて作った料理.。
それが、この「具雑煮」の原型(由来)のようである。



注文して15分後くらいに運ばれてきた具雑煮には、数えてみたら13種類の材料が
入っていた。列記してみると、
@ごぼう、A白菜、B椎茸、C蓮根、D春菊、
E地鶏、F穴子、G卵焼き、H凍(高野)とうふ、Iちくわ
Jかまぼこ、Kワカメ入りかまぼこ、L餅
以上、13種類。
自分で作ろうと思うと、その食材を集めるだけでも大変だ。

ダシのきいたスープに、13種類の食材が奏でる具雑煮の味は、
格別である。
1年に1回か2回しか食べない具雑煮であるが、
毎回、食べるたびに、舌か上あごを必ず火傷する。


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