・・・・ええ加減な奴じゃけーん ほっといてくれんさーい・・・・
吉田 拓郎氏の、♪唇をかみしめて♪ という曲の歌詞の一節である。
歌の文句ではないが、ほんと私はいい加減な奴だと自分で思う。
性格は粗野で、全ての行動がガサツでいい加減である。
きっと周りの人から嫌われているのも自分では分っていないんだぁ、、、
と、テレビドラマなどに出てくる、一見まともそうに見えるが
実際はとんでもない粗野でバカなキャラクター、それが私なのかもしれない。
先日の夕方、友人と二人でちょっと一杯という感じで、
あるお店に入った。
そのお店は、うどんやそばなどをメインに出すお店で、
夕方の５時以降は居酒屋メニューも出してくれるのである。
その日は土曜日であり、
ちょうど居酒屋メニューも注文できる時間に店に着いた。
ところが、店の入口のウィンドウに、
「本日は居酒屋メニューのご提供はできません。」
と張り紙がしてあった。
「えーっ！」
である。
聞いてみると、コロナ禍のため従業員の都合がつかないとの事だった。
またしても、
「ほんに、コロナの奴め！」である。
それでも何度も利用しているこのお店では、
ビールと、ハイボールだけはいつでも飲めるのを知っていたので、
入るや否や、
「生ビールと、ハイボール、それに天麩羅盛り合わせ二つね！」
と、注文した。
天麩羅とか、丸てんとか、うどんやそばにトッピングするものは、
つまみとして注文できるのだ。
しばらくの間、友人と二人で、ビールやハイボールを２、３杯ずつ飲んだ。
そろそろ、最後にうどんでも食って帰ろうという事になり、
友人は、丸てんうどんを、
私は、ざるうどんと、かき揚げをそれぞれ注文した。
【 かき揚げ 】
このお店では、「かき揚げうどん」を注文しても、
うどんと、かき揚げは別々に出してくれる。
このかき揚げを肴に、ビールも飲める。
ちょうどソフトボールの大きさくらいのかき揚げは、
ボリュームたっぷりである。
そんでもって、そのかき揚げを箸で半分に切り分けて、
「あんまり量が多いので、どうぞ！」
とばかり、友人の丸てんうどんに入れてあげた。
おかげで、私は
天麩羅盛り合わせ、かき揚げと、油っこいもの２品だったので、
半分食べてもらって少し助かった。
ほろ酔い加減の少し手前の、ちょっといい気分で店を後にした。
後日、一緒に飲んだその友人からLINEが来た。
「楽しく飲めたね！あまり酒が進まなかったみたいだったが、、、、」
という内容と、
「食事のマナーに関するURL」も添付されていた。
そのサイトには、
「箸」に関するマナーみたいなのが書いてあって、
要するに、先日の二人での飲み会で、
私がかき揚げをを、直箸で半分に切り分けてあげたのは
マナー違反というような事だった。
「あちゃーっ、しもうた、失敗したぁー！」
と思って、すぐ謝罪のLINEを返した。
ご存じのとおり、取り箸を使うべきだったのだ。
もし初対面の人や、女性が相手なら私もそうしたと思うが、
かえって他人行儀になると、勝手に思い込み
直箸でやってしまったのだ。
親しき仲にも礼儀（マナー）あり！となるのだろうな。
そういえば、以前その友人と飲んだ時に、
唐揚げを頼んだその友人は、ちゃんと取り箸を使って、
私の皿に 「１個どうぞ！」とばかりのせてくれたっけ。
（何と他人行儀な！と私は思った記憶がある）
そのマナーサイトには、
「直箸」、「取り箸」、「逆さ箸」を中心に説明がされてあり、
箸を逆に持つ「逆さ箸」は、手で触った箸になり、「直箸」より悪い・・・云々とあった。
「直箸」は口であるが、「逆さ箸」は手であり、場合によっては、
口よりも手は汚い場合がある・・・云々
また「直箸」は、虫歯菌、歯周病菌がうつる可能性があるという。
本当かおい！
また、「取り箸」、「逆さ箸」は日本だけのマナーであって、
中国や韓国では、家族や来客には、主人の「直箸」でもって
取り分けるのが親愛のしるしとされているとか。
粗野で、ガサツでいい加減な私には
何をどうすればいいのかよくわからない。
拓郎氏の歌は続く、、、、
・・・・人が おるんヨネ
人が そこに おるーんヨネーーー・・・・・
ほんと、自分以外の人に
いやな思いをさせてはいけなーーい！
これが結論だろう。
ごめんなさいね！