感動のそうめん(2022.7.28)

 ♪今日の〜仕事はつらかった 
   あとは焼酎を・・・・・♪
山谷ブルースではないが、
今日(7月27日(水))のアルバイト(リビング新聞の配達)は、つらかった。

この暑さの中での作業である。
最高気温35度以上、熱中症アラートも出ていた。
会社からの通達で、
“リビング新聞の配達は、早朝や夜間の配達はやめましょう”となっている。
薄暗い時間帯での配達は、不審者に間違われます・・・というのがその理由である。

私の場合、朝の通勤ラッシュが収まりかけると思われる午前9時前に家を出る。
自転車の前後の篭に、新聞をいっぱい積んで、もうすでに太陽の陽ざしは強い。

戸建てに配る新聞と、マンションなど集合住宅に配る新聞は
紙面は同じだが、折り込むチラシが異なるので別々に配っている。
最初に戸建てを、9:00〜11:00 の2時間で約170部配る。

配り終ると、りいったん家に帰って下着を着替える。
シャツもパンツも絞れるほど汗をかいている。
冷たいお茶を1杯飲み、
さらに1時間、今度は集合住宅の分を配る。これも約170部である。
配り終え、家に帰るとちょうど昼の12時頃となる。

シャワーを浴びて、昼食だ。
こんな暑さなので、そうめんなどのあっさりした物がいいだろうと、
妻がそうめんを準備してくれた。


【 麺つゆと、そうめん 】

ここからが、感動した体験だ。
まず、2倍濃縮の麺つゆをギンギンに冷やすために氷を入れる。
それでもやや濃いので、少しだけ水を足す。

上写真にはないが、タップリのねぎ、おろし生姜も麺つゆの中に入れる。
そうめんは、かの有名な揖保乃糸である。
やおら、そうめんを少し箸でつまんでつゆに浸して口へ運ぶ。

その一口目を、口にした時だ。
ガーンと感動した。
どう表現すればいいのかわからないくらい感動したのだ。

かつおダシ、こんぶダシ、、
何かしらそんなダシの味もすごく心地よかった。
何と言っても感動の原因は、午前中に新聞配達で流した大量の汗ではなかろうか、、、、
その汗で失われた身体の中の、大量の塩分、その塩分不足に「ガーン」と身体が反応した感じであった。
大げさではなく、とにかく、これまでの人生の中で食った
どんなそうめんよりも、比較にならないほどうまく感じたのだ。

ああ、これが労働の対価なのだ。
やはり人間は、額に汗して働いてその後の食事でないと
これほど旨い!と感じないんじゃあないのか。
それほど感動した。


それにしても、
新聞を配っていると、たまにそこの住民の方とばったりと会う事がある。
ポストに入れようとしている時に、ふいに玄関の戸が開き
中から出て来られる時のようなケースである。

私はすかさず、
 「こんにちは。リビング新聞です。お世話になっています。ポストに入れておきますね、、、、」
みたいな挨拶をする。
すると、
 『あらー、こんな暑い中、大変ですでねー。ごくろうさまです、、、』
というような、ねぎらいも含めた挨拶を頂く。
実に気持ちがいいもので、疲れも癒される感じだ。
そんなありがたい挨拶をくださるのは、決まって年配の方々だ。

比較的若い人は、挨拶もしないし何にも言わない。
若いったて、私の息子や娘と同じくらいの年頃なんだが。


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