江戸前(2002.11.3)
新聞のコラム欄に、
「江戸前とは、うなぎを指した言葉から生まれたというから驚きである。
浅草川(今の隅田川)で取れたうなぎを江戸前のうなぎと呼んでいたそうだ。
それがいつの間にか、寿司にも使われるようになった。」
とあった。
一般的には、浅草沖、大きく言えば東京湾で取れたネタで握った寿司を
江戸前寿司という・・・・・くらいに認識されている。
そうか、江戸前とは実はうなぎが起源か!
何事も、その由来や起源を知るということは、大事なことである。
たわいもないことのように思われるが、
和やかに酒でも酌み交わす時などの、話題にもなるではないか。
ところで、思い違いの例であるが、
以下の「他山の石」ということわざについて、どちらが正解か?。
【例1】
今回の、A商事会社の不祥事について、私どもの会社としましても
他山の石とすることなく、戒めていきたいと存じます。
【例2】
今回の、A商事会社の事例は、私どもの会社としましても
他山の石として、参考にさせていただきたいと存じます。
辞書にいわく他山の石とは、
自分より劣っている人の言行も、
自分の知徳を磨く助けとなるたとえとありました。
要は、何事においてもその由来や起源、さらには正確な意味などを、
しっかり理解しておくことは大切である。
そうでなくとも、最近思うこと・・・・・
歳を重ねるにつれ、「忘却とは忘れ去ることなり」ではないが、
知っているはずの事象が思い出せない今日この頃である。