ちゃんぽんの味 (2017.4.20)


 
【 ちゃんぽんの中に、小さな牡蠣が入っている。 スープもうまいよ! 】

 突然であるが、「ちゃんぽん」、「チャンポン」どちらが正しい表記だろうか。
調べてみても、はっきりしない。(そんな事はどうでもいい!)
とにかく私は、ちゃんぽんが好きである。


ところで、もう故人になられたが私が好きな作家の、
吉村 昭さんが書かれたエッセーの中に、以下のような内容の
一片があったと記憶している。
 “何度か入った事のある居酒屋で、店主の態度が突然変わる、、、
  女将さんに聞くと、読売ジャイアンツの熱烈なファンで、
  ジャイアンツが試合に負けたときは、むっつりして、返事もしなくなるという、、、、、”
そんな内容のエッセイで、
そのエッセイの最後には、こんな感じで記していらっしゃる。
 “自分のひいきにしている球団が負けたくらいで、
  お客に対する態度を変えるなんてとんでもない!
  二度と、その店に行くことは無かった、、、、” と。



先日、法事があり、長崎へ帰省した折に、
いつものように、ちゃんぽんを食べに行った。

その時は私ひとりだったので、
めずらしくカウンターに座り、いつもどおり、ちゃんぽんを注文した。
その時に感じた事である。
中華なべをふって料理をしている人が、
やたらと女性従業員をしかるのである。
詳しくは書かないが、カウンターを隔てて、
1〜2mしか離れていない私の耳にも聞えるくらいの音量でしかるのである。
しかも、虫のいどころが悪いのか、必要以上にガスコンロと、中華なべ、お玉の
触れ合う音が大きく感じられ、調理し終わった後、
まるで、「早く洗え!」 とばかり、中華なべを、投げるように
流しの方に置くのである。

そんな光景を見聞きしながらの、ちゃんぽんの味は、、、、、、
従業員教育の一環なのかもしれないが、
それはそれとして、お客のいないところでやってほしいものである。
いつもは、とてもおいしく頂いていたちゃんぽんの味が、その日は
みょうにトゲトゲしい味に感じた。

これだけの広い店の料理を、このコックさんは、
一人で調理しているようで、重労働でとても大変なことは容易に想像がつく。
たちの悪い客も、たまにはくるだろう。
並々ならぬストレスがかかってくるとは思うのだが、
そこを、ぐっと我慢してもらって、
今度、また来る、私のちゃんぽんの味を
何とか、おいしいものにしてもらいたいと思った。

たぶん、そのお店を利用している他のお客さんも
同じように感じられるのでは? とも思い、
調べてみたら、そのお店にはホームページがあったので、
余計な事だとは思ったが、以下のニュアンスで
一ファンとして、メールを差し上げた。

 先日これこれ、こういう事を感じたので、
 よかったら考えてもらえませんか と、
 お店の代表者の方へ“親展”扱いでメールを差し上げた。
 
 多分、これまで何十年とその道一筋に頑張ってこられたであろう
 そのコックさんの個人攻撃とならないように “親展” とした。

そのコックさんは、出入りするお客さんに対しては、
「いらっしゃいませー」、「ありがとうございましたー」 と、
とても丁寧に対応されていたので、
ひょっとしたら、とても従業員教育に厳しい
社長さんだったのでは?

【事後談】
メールを出したものの、エラーメッセージが帰ってきた。
Reason: No Such User Here

ホームページに記載の、メルアドに出したのに、
なんでだろ


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