三八(サンパチ)ラーメンのちゃんぽん(2002.8.4)


長崎に帰ると、私は決まって、三八ラーメンのちゃんぽんを食べに行く。
三八ラーメンのちゃんぽんとは、「三八ラーメン」というお店の、メニューの中にあるちゃんぽんである。


【三八ラーメンのホームページから借用】

ここのちゃんぽんには、サムネイルほどの大きさの地牡蠣が入っているのである。
多分、茂木あたりで採れる地牡蠣だろうと想像する。
この小さな地牡蠣の醸し出す、スープの味と香りが私は大好きなのだ。
注文したちゃんぽんが運ばれてくると、
「おーー、おーー! ちゃんと、牡蠣が入ってる。入ってる!」と、
大声で叫びたい衝動にかられるのだが、グッと言葉をのみこんで、
真夏でも、フーフーいいながら食べ出すのである。

私にとって、長崎に居るときは、長崎ちゃんぽん = 三八ラーメンのちゃんぽん 
となるのである。

久しぶりに帰った長崎で、父と一緒に、三八ラーメンのちゃんぽんを食った。
父は、ちゃんぽんが出来上がるまで、手持ち無沙汰だったのだろうか、
ビールを注文した。
『一杯、飲まんか』という父に私は、
「うんにゃよか、ちゃんぽんがまずくなる」と言った。

『一口くらい飲まんか』 と、さらに言う父に、
「そいぎんた、チットだけ・・」と言って、ほんの一口(コップ半分くらい)飲んだ。

なぜって、うまいちゃんぽんのスープを一滴残らず、飲み干したいのでビールを飲みたくないのである。
それくらい、ここのちゃんぽんを私は気に入っている。
浜の町アーケード通りと、電車通りの間に、路地が1本あって、
その路地に、「三八ラーメン」はある。


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