蓮根の挟み揚げパーティー (2012.9.15)


 熊本市内のある居酒屋に、とてもうまい肴がある。
遠くからお客さんが来た時など、私はよくその居酒屋に案内する。
私が気に入っている、そのお店のうまい肴とは、“蓮根の肉詰め揚げ出し”である。


蓮根の肉詰め揚げ出し” 】


5mm程度に切った蓮根に、鶏肉をベースとした肉(だと思う)が挟んである。
現在では写真とは少し違って、少し衣をつけて揚げてあり、
揚出し豆腐にかけてあるような、ツユをかけてあり、獅子唐や鰹節、生姜が乗せてある。

これがめっぽう酒に合うので、こればかり注文していたら、
店長が私の事を覚えてくれて、この肴に合いますよとばかり、
『 この焼酎、うまいですよ!どうぞ!』 と、高価な焼酎を飲ませてくれたこともある。
とても若くて、ハンサム(今じゃあイケメンというのかな)な、気前のいい店長である。


そんなこともあり、12日(水)いつもの行き付けの店(気真暮停(きまぐれてい))で、
この、“蓮根の挟み揚げ ” パーティーをしようという事になった。
お店のママさんに、蓮根を準備してもらって、
挟む具は私が準備することとなった。

さてさて、天ぷら(揚げ)にするには手間がかかりすぎるというので、
鉄板で焼くことになった。


【 いつものお店、“気真暮停”での、鉄板焼き 】

鉄板の右側にあるのが、蓮根の挟み揚げならぬ、蓮根プラス肉の焼き物である。

実はあらかじめ、先輩OBのMTさんに、こうこういうパーティーをするから来ませんか?
というお誘いをしていた。
そしたら、さすがに料理好きの先輩である。
蓮根に挟む具を、自分なりに創作して持って来てくれたのである。
その具とは、海老をすり身状にした、とても味わい深いものに仕上がっていて、
熱々の出来立てに、だし汁(今回は麺ツユのストレートで代用した)で頂くのである。
蓮根のサクサクとした食感と実によくマッチして美味しかった。
さすがにMT先輩であると感心した。

さらに、MT先輩は自分で造られたプラム酒も持って来られていて、
これが実にいい出来で、女性ならついつい飲みすぎてしまうほど、
すっきりとした甘口に仕上がっていた。
ママさんも、『おいしい!おいしい!』 と言って、飲んだ後、
あまりの美味しさなのか、店の棚に入れてしまった。
『 これ、キープしとくね!』 と言って。

蓮根焼きのほか、ハムや、ソーセージ、チクワ、惣菜の天ぷらなど、
ママさんが、バンバン鉄板の上に放り込んだ。、


最後に、アッシが用紙した蓮根に挟む具の紹介を少し・・・

鶏肉のミンチに、玉ねぎのみじん切りを混ぜて、よく練る。
つなぎに、片栗粉を少々。
それと塩、天草は通詞島産の、ミネラルたっぷりの手作り塩。
さらには、アッシ流の秘密の調味料を少々。
これで具は出来上がり。

別途、挟む具として、SPAM、雲仙の手作りハムも準備した。

そうこうして、熱々の美味しい料理を頬張りながら、うまいビールを飲み、
ワイワイと、ヘタクソなカラオケも交えて、秋の夜は次第に更けて行ったのだった。


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