「”B”ダッシュもいいけど"とっつあん"が "こたこた" になっちまってるぜ」
「あんりゃ・・・大丈夫かい」
「すっかり のびちまってるぜ それより"とっつあん"の顔をたたいてみて 気付いたん
だけどトレードマークの かわゆい まつげ と眉毛が焦げちゃって無くなっているぜ」「あー、さっき"とっつあん"の目の前であの赤い風船爆弾が着弾して"とっつあん"が吹っ飛んでいたぜ」
「そ〜か〜、その時目もやられたんだな」
「そのようだな」
「まだ時間がたってないから冷やした方がいいんじゃない」
「たしか、このトンネル さっき通った時、水が流れてたよな」
「じゃ、私が布をぬらしてくるわ」
BGM提供:THP
必要が有れば戻る
「あった ここの水ね!!」
↑「上のPlayを押してちょ」 -This sound was supplied by Martian.-
「白い布を顔にのせると なぜか手を合わせたくなるのは条件反射かな
お・おい 二人ともそこで『おがむ』なって」「私、ぬれた布を口と鼻にもキッチリかけておいたから」
「なぬーっ」
「プワッ」
「"とっつあん"ちゃんと息を始めたぜ」
「残念」
「・・・・・ったく」
「さっ、ここでUFO退治を始めましょうか」
「チョット待ってくれっ このトンネルからバズーカだかロケットだかを撃つってか〜」
「あら、何か問題有る」
「発射するフジ子ちゃんはいいけど、後ろにいる俺たち真っ黒 黒助になるちゅうの」
こんな感じ
「どうして」
「だから、その手の武器は反動が少ない分、後ろにガスが吹き出るっちゅうの、今持っているやつの詳細はわかんね〜けんど、だいたい、後ろ約70度位の範囲で、25メートルは爆風が出るって、ましてトンネルの中じゃどんな事になるやら」
「じゃ、どうなるか一回やってみましょ、と言いつつフジ子おとなしくそれを格納する」
「『ト書き』入りのセリフも、この場合動きが見えて面白いかな、と言いながらルパン持ってきたトランクを開けて中からスマートでない銃を取り出し、やっぱこんな時にはこれでしょう。と言う」
「なんじゃそれ」
「期待させておいて何よそれ」
「ま〜聞いてくれぇい、見たくれは試作段階でまだ悪いが、こりゃ〜、光線銃だぜ!!
試射した時は耐火レンガを一瞬で貫いたぜ、ただし直径10mm位の穴だったけどな」「UFOに10mmの穴と言うことは、宇宙船に10mmの穴と考えると、こいつぁー
ひょっとすると ひょっとするぜ」「であろう」
「顔が ほてるー イテッ」
「はい、いい児ね さっき汲んできた冷たいお水がありまちゅから、取替えまちゅよ だから お顔にさわらないの」
「バブー」
「ルパーン」
「ルパーン」
「ルパーン」
「ど〜したい ゴエモン 何処に行ってたんだい」
「円盤のやつら もう行っちまった でござる」
「なぬ〜っ」
「せっしゃが円盤に つれこまれて、奴らの話を聞くと・・・」
「月にあったアポロの着陸船の脚の部分を地球に持って来て示し、宇宙を汚すなって言いたかったらしいでござる」
「まず "とっつあん"に話をしだが、話は後で聞く、ルパンを追えのいってんばりで、始めは言うとおりにしていたけど、あばれずに静かにしてくれと言ったら"とっつあん"が奴らの一人に手錠をかけたのでお引取り願ったと申しておった」
「人を見る目の無い宇宙人もいるってこったな それから」
「代わりに せっしゃ がつれこまれ、モニターでルパン達を見ながら話を聞いていたでござる」
「フジ子のバズーカの時は奴ら何ともなかったが、ルパンの銃を見た瞬間あわてだし、
アポロの脚と せつしゃ をおろし、後はたのむと言って飛び去ったのでござる」「そ〜か 奴ら政府に話すと話が大きくなるから民間人に伝えて、
"おんびん"にすませたかったんだな」「そ〜か、この銃がおっかね〜か」
「いゃ、せっしゃ の"ざんてつ剣"でもじゅうぶんに切れると見た」
「俺のマグナムじゃーちーとむりかな」
「ねーぇ その脚 何処にあるの」
「トンネルを出て10メートルってとこだが」
「ひょっとして、それって お・た・か・ら」
「そーだー、たしか100だか150だかで売れるって聞いたぜ」
「100か150ドル」
「いいや 150万ドル」
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「ヘリだ」
「ルパン どろぼう みたいな事はよせ このゼニガタがICPOの援軍を呼んだのだ
観念せーい」「"とっつあん"どっちを向いて喋ってんだ〜 まだ 目が見えない〜んじゃないかい
それに どろぽう に向かって どろぽう 呼ばわりはないじゃない」「もうチットおやすみ」
「ムギュ」
「チヌークが二機居るわ」
「ひとつ 頂いて ずらかる事にしよう」