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お大師参りの巡礼者と豫州香園時写寺 石像群


毎月21日の”お大師参り”(弘法大師の命日)

 昭和34年頃まで、毎月21日の”お大師参り”の日に巡礼姿の人が東京あたりから香園寺を訪れていたそうで、お堂の外にある弘法大師様を拝んでいたらしい。
 このお堂には今でも十円と五円玉を重ねた(十分にご縁がありますように)お賽銭があるそうです。
 念仏講の人たちは、巡礼者ために毎月茶をふるまったそうです。巡礼者が香園寺の後、どこのお寺へ向かったかは、わかっていない。

 香園寺の入り口に「新四国八十八ヶ所 第六十一番 豫州香園寺写」と記された石柱があります。

松戸史談19号(昭和55年)には、江戸の後期から明治時代にかけ選ばれた僧侶等が四国遍路に出かけ、札所の「お砂」を持ち帰って松戸の各地に四国札所と雰囲気のよく似たお寺を写し寺と定めたそうです。
馬橋には万満寺(第六十番)、中根寺(五十六番)があり、この香園寺が六十一番の札所と思えます。

香園寺の石像群

すでに年代が判別出来ない古くからの石像があります。