釣りFan 161話〜170話

戻る

170話 ウキは何処かで沈む

下記168話に追加ですが、軽い仕掛けでもウキは何処かで沈む。という事もあります。それは潮と潮のぶつかり変化しているもぐり潮であり
シモリ具合により流れの変化に伴う浮き沈みでもありますね。
 流れの緩い時、体積の大きいウキと浮力の強い重めの号数では発見出来ない場合もあります。こう言う潮の変化はエサが溜まりやすくポイントであると言われます
実際そのような潮の変化の所を集中的に狙いHITもありますね。毎回じゃないけど。
 そのような潜り潮で軽い仕掛けだとウキが沈むのでアタリ?と思いアワセ素鈎でびょーんと飛んできます。軽い=感度バツグンならウキ先行で流した流れる時も
ウキ下のライン抵抗でシモリますし。何とも難しいウキではありますが、色々な状況を伝えてくれるとも言えます。余り張り気味では流せません。
張らないと駄目みたいな言い方ありますが、某プロで軽いウキよく使用する方でもかなり糸フケだしてます。見て何だこれはと思うが実際は微妙な調整している
この微調整は難しい。出来ない
軽い仕掛けの場合これらに慣れが必要であり、聞き合せで根ガカリか潜りかアタリか?結局魚かかれば竿先にくるのですが、ずーと釣れないと沈んだだけで
HITと思いアワセ!びょーんと飛んできて岩に当り塗装はげてガッカリしますw
本当は状況に合わせウキの負荷替えるべきなのでしょうが、替えたら又潮変っていたと言うガッカリもあります。難しいものです。
 潜り潮には強弱あるので判断も難しい。そんなポイントでも魚居ない、喰い立っていなければ釣れないものですし場所も変れば強さも変りその都度同じ所では
喰わなくなったりします。マメに仕掛けを替える人が居ますが彼等は上級者です。その状況にあった適切な仕掛けを選択出来るのだから。
自分は止めるまで同じ仕掛けの事多いですw面倒臭いからです。いけません真似しないでくださいw
 ウキの形状により潜り易い沈み難いもあり状況で選択する訳です。

169話 夜釣り

知り合いに夜釣り好きが居る。
涼しい、人居ない、釣れる。と三拍子揃っている
涼しい、人居ないは分かるし魅力的だが最後の「釣れる」は疑問だし夜だから釣れるとは思えない。
条件的に夜のほうが警戒心薄れるとは思うが、何故思わないのかと言うと夜釣りで良い思いしたことないないからだw
 それに見えないから好きじゃない。この見えない事が最重要
道糸の具合と水中の様子仕掛けの流れる方向が見えないからウキの下の部分どうなっているのか不安だ。ウキ先行なのかウキの角度で電気ウキでは判断できない
根回りも分からない。本当は明るいうちから釣り座入り、夜釣り慣れしていていつも行く釣り座ならなんとかなるかもしれないが
夜釣りでイイ思いした経験はない。早朝だから良い思いもしたことなく、寄せてなんぼだと思うので時間帯は気にしない
日中でも真昼間でも釣れると思う思っているため早く行く意味は場所確保の為だけ。
彼は夜釣りでかなり釣ると言う。夜目きくのか?いや夜釣りで釣果上げる人は上手なのだ。感覚的に見えなくても分かるのだろう
道糸の抵抗やウキで目で見なくても指で分かるのかもしれない。見なくても鈎に糸結べる人もいるので
 たまに夜釣り行くと何も見えないが数回行くと多少目が慣れるそうだが。どうも夜釣りは苦手・・・・・しかしこの時期(真夏)じゃあ日中は辛い

168話 ウキの号数

最近私も、人並み?軽い号数をメインに使用している。以前メインが2Bだったのでそれ以下である0や00号は軽いオモリ負荷となる。
3Bからデビューして2B、Bと徐々に軽いウキへと使うようになったのと、だいたいは2Bで対応できる為2B以上は今は持ち歩かない事が多い(庄内磯では
 オモリ負荷は何を基準に決めるのか?と言うことだが、答えは釣りたい水深へ落とす為と言われる。
水深タナが3ヒロでも4ヒロでも無風で凪、流れも遅いなら0でも落とせるがウネリ風あれば厳しい。重いウキの方が万能だけど多少喰いに影響あるかも。
 しかし好みと経験値及び行く釣り場の環境でそれは違うので一概にこれだとも言えない。釣り始めた頃基準は3Bだった。何故3Bなのかは疑問に思わなかったが
3Bと言ってもキッチリ3B以上背負えば沈むかと言われればそれは無い。3B負荷とてハリス、鈎、ヨリモドシ付け道糸の抵抗考え、3Bに3B付けてウキが沈むようでは売り物
にならないので余計に浮力ある商品が多いのも事実。塩分濃度や潮具合の関係もあるのでウキの浮力は難しいのだと思う。
プカプカ水面に顔出してるから喰い悪い、シブシブでないと抵抗多いとか思えないし、軽い号数0や00使ったから釣果上がった上がる訳でも、そう感じた事もない
ウキの抵抗が少ないと違和感無く鈎ガカリするかもしれないが、ウキの抵抗より水中の道糸とハリスにかかっている水圧の抵抗の方あると思うのでウキの浮力気にするより
ライン操作の方が数段気にするべきであり、この操作と言うのが一番難しいものだ。実際俺も出来ない難しいのがライン操作だ。なので余り気にしてない
他の事でカバーするが。だいたい足元から沖へ払い出す釣り座なんて沖磯独占して釣り座変えられるという条件じゃないと殆ど無いから
左右の流れかアテ潮での釣り。左右の流れは難しい。張れば手元寄る為、道糸の置き方次第でマキエと離れる。これ出来る人している人は釣果に差が出る
クロダイは多少マキエと合ってなくても喰うのでメジナ釣りしている人より上達しない遅いと思う。
軽い号数のメリットは何か?正直分かりませんw
上からゆっくり探れる。ゆっくり落とし自然に演出するなのか、ゆっくり落とす事により魚に気付かせるなのか?ゆっくり落とすとエサトリにバレにくいと言うこともあるが
逆に早く落とすのが有利の場合もあるので完璧ではない。庄内磯に居るサヨリ、ボラはゆっくり落とすと逆に喰われる。
なのでその条件に見合ったウキの体積大きさが出来る限り小さいの使う方が有効だとは思う。小さいと表層の流れ、風の影響が少ない為であるが
ライン抵抗には弱い。大きめのウキは沈め気味で使えば表層の抵抗(おもに風)の抵抗は避けられるが上潮早いとウキ先行となり食いが悪くなるしアタリも分かりにくい
軽い号数はウキに大きな反応出るのですっぽ抜け多い。号数の軽い重いは同じサイズのウキにオモリの多い少ないなので軽い号数00は自重があるため良く飛ぶ
水深により負荷決めるとしてもそのタナまで素早く落としたいなら重い負荷が有効だ。しかし何処で食うのか分からない時は上から下まで探るのなら軽い負荷が
良いだろう。浮きそうで浮かないクロダイ。いかに浅いタナで食わせるかと言う人に底狙いの人様々。0号ってオモリ打てないと思っている人も居るが
0号でも潮ガンガンなら1号も背負える(オーバーに言えば)
なので結局は居るであろうタナにいかに長く滞在させる事が重要な訳だと思うので常に上からユックリ探る釣り方ばかりでは効率が悪い。釣れるタナが確定できたら
そこへすばやく落とし込みそのタナをハリスの動きで探る事が有利となるから、0等軽いウキは万能ではない。軽い号数は無風で潮も悪い時とかタナが分からないとか
条件次第。ウネリあり波風あるときはフラフラしない重い号数でどっしりさせた方が良いのでウキは軽い重い大きい小さいと必要となり万能ウキはこの世に無い
 しかし数値上見れば分かる通り、Bと3B何て数グラムも変りないのに、何故あんなに微妙な号数が多数あるのか?3Bから2Bに替えたら爆釣とは経験ない
釣れるときは凪で5Bでもバンバン喰うのに、簡単に釣れないからあれこれ豊富な道具で悩みは余計に増える訳です。
 プロじゃないからそんな微妙な数値を条件で選択することは困難だ。
本当はオモリ負荷で竿の号数からライン、ハリス、ウキと全て替える(松田氏がそうしているのみて驚く)そんなに竿は持ってないからそこまでシビアに釣りしない
人が殆どだと思う。結局ウキの号数は好みであり、流行につられる必要はないしプロの真似しても同じような釣果は得られないのです。

167話 08年春磯を振り返る

春磯と言われる庄内のシーズン5月〜6月が終了。次回は秋磯迄休止なのが例年のパターンなので今年の春磯を振り返ってみます。
 まず毎年メインの地磯が少なく、沖へ出る回数が多かった事と大会に参加したこと。例年にない釣行回数でした。
沖磯=ある程度水深あるという経験の少ない釣りにたいしては余り違和感はないが、釣果も地磯と変わりは無く沖だから良いとも思わなかった
 堤防は難しい。余りの人の多さに隣の釣り人ともう少し距離欲しい。何も狙う所が無く流れを釣りするのならもう少し流したいから。馴染んだ頃隣と重なり
回収だもの・・・・磯はいい。ある程度独占出来るし。色々探れる
 大会参加について、半日自由に釣り出来る為さほど緊張もプレッシャーも感じなく参加出来たが結果は散々・・・如何なる条件下でも釣果得るには何が足りないのか
当分答えは見つからないだろう。
 沖堤防ばかり行くと地磯が恋しいw。やはり地磯は地磯で面白い。今年は女鹿や加茂に行ってないのが残念だった。
今春は軽い仕掛けで釣りする事多かった。0号をメインに使った。風も無く流れも緩い無い日は有効だが風あると使えない。
2段ウキや菅付も使ったが通常の円錐と驚くほど釣果に差は無く条件次第といった所か?数回では使いこなせないので今後の課題
 個人的にはこんな感じだった。秋の庄内は荒れる日が多く波風との戦い。軽い仕掛けでは難しい。軽い仕掛け操作出来るラインメンデング技術が無い為重めメインだろう
浮力も少ないと波に揉まれアタリも判断難しいのでBや2Bになる。風と波の高さ次第。
さて全般的に今年の春はクロダイはイマイチだったとの意見が多い。数が出なく2匹前後の釣果が多かったしアベレージサイズが釣れなかったのでそんな年だったのだろう
 釣れる時期もずれた感じでこれからと言われながらシーズンは終了。結局水温上昇が遅く遅れ気味と言われたがそのまま釣れず夏となった感じ。
マダイも昨年程多くない。釣れた期間短いと言われる。場所によりエサトリの数種類に差はあったがエサトリすら居ない所は本命も居なかったらしい。
例年通りに釣れる魚に狂いは昨年もあったので年々何かが違っているのだろうが(11月に尺鯵沸いたり、4月に20cm位のクロダイイレグイだったり)
クロダイは釣れる年釣れない年があるものだし今年のアベレージサイズの魚に育つ魚の稚魚の頃何かがあったのかもしれない。
 全般的に遅れ気味の年は後から釣れる事は無く終了なのだろう。それでも大釣れした方は上級者でしょう。
魚が居ないのか減ったのか居ても喰わないのか不明ですが、クロダイはそんなに難しい対象魚では無いと思うのだが年々同じ釣り方では釣れなくなっているのかも
しれないし。さて秋はどうなる?

166話 快適ウエア

趣味はお金がかかる。いやかけると言った方が良いだろうか
日常着何でもいいって人もいざ釣りとなればブランド品買いまくり、快適素材のウエアを購入する。この快適素材とは濡れない蒸れない事である。
雨具は雨を通さず汗は外へ出す。昔は汗を吸う素材は綿だ綿が一番(今もそうだが)綿は汗をよく吸うが吸ったまま留まり重くなり動きも悪くなる。
では防水性は化学繊維であるがポエスチルは吸湿性が無いので内側は汗で蒸れ蒸れになる。ポリは薄く傷に弱く切れやすいのでゴム性カッパがあるがこれは動き悪
し思いと言う欠点がある。
しかし防水性と丈夫さで漁師さんは着ている。防水性あり汗は外へ出し快適に釣りしたいと思うのは誰でも同じ。別に始めから釣り人の要望と言うよりアウトドア一般
スキー、登山、ゴルフ等のスポーツ系の要望
防水性と蒸れないという反比例する事を研究開発して発見した事は雨粒と汗(水蒸気)の大きさだ。雨粒の大きさは0.1〜2mmそれに対して汗の水蒸気は250万分の1
これに目を付け素材に穴を無数に開けた素材が考え出された穴と言っても1000分の1位(およそ1平方cmに10億)これにより雨は通さず中の蒸れは外へ逃がすという
防水透湿布が出来た。研究開発発売元で名前は違うが仕組みは同じような事。
このレインウエアは発売から時間が経過しているので今では驚くほど安価で購入できるようになった。有名なゴアでも2万しないしエントラントは5千円もある
数値上ゴアが現在でも優れているが、違いを体感出来るほどではないので変わりは無い。フイルム貼りなのでゴアゴアwフイルムなので繊維とは別
最近はアンダー、ミドルレイヤー(肌着や中間着)も釣りメーカーで続々出始めた。アウターのみ快適でもアンダーが綿なら効果的ではないと気付いた?w
 快適な素材とは吸水速乾素材で肌は汗をかいても直ぐ放出してサラサラだと言う事だ。上記の通り速乾性に優れる綿でありポリには吸水性は無い
しかしこのポリに吸水性を求める手法が研究され考え出されたのが、これも繊維ポリに穴を開けた。(製法は省略
 なので繊維に無数の穴がありそこから汗が外へ出す通り道となる。繊維の断面に様々な形がありこれが各社言い方が違うのだろう。
もう一つは抗菌防臭繊維。これは繊維にアンモニア塩や有機金属等の抗菌剤を練りこんだ繊維。
安全性を求めるならSEKマーク付が良いとあるが24ヶ月以内の乳幼児には使用禁止らしい。そこで注目されたのがキトサン。キチンをアルカリ処理したキトサン
聞いたことありますねカニやエビから取れる奴ですw
 釣りウエアにまで取り入れられるようになった昨今、それなり手頃に入手出来る値段となった事もあるでしょう。それに好みのブランド名入りとなれば
購買欲をかきたてる訳ですねwこのネーム入りだけで倍はする訳ですが、それでもブランド名は好きな日本人なので釣り好きもヴィトン、コーチ好きなオネーチャンと同じなのです。
もう一つ、これに加えストレッチ伸縮素材が出てきた事によりシルエットも変ると思われます。今までのは伸縮性が無いので腕部やパンツの膝部はユッタリな形になっていて
格好良いとも言えず同じような形なので飽きるしいつまでもダサイと言われる磯系。
 トレンドも何も無く毎年同じようなシルエットなのにディティールのみ向上してカラーが原色じゃなく淡い色も出してさいるのでしょうが今後ストレッチ性が広ろまり、スキニーや
コンシャスなウエアをユーザーが求めれば着こなす体型を維持しないといけない時代が来るかもしれませんねw
 メーカーも売れ筋のLメイン。ジャストサイズより大きめ購入する人も多いし、キツイよりゆったり目を選ぶもの。
レイヤード考え大きめ選ぶ人が多く皆さん着膨れなのだがそんなことは気にしない。寒さに耐えるほうがキツイので厚着で汗だくなのだ。
本当は全てインナーミドルレイヤー、アウターと快適ウエアを着れば万全なのだが、磯釣りや海釣りはルアーに比べ運動量少ないので辛い時期は梅雨と夏
 暑けりゃ脱げばいいし寒ければ着ればいいだけだが、カタログとにらめっこ好きな人にはそんな事よりブランド名入りじゃなければ買わないのだろう。

165話 配合餌の集魚効果

「過去のコラムがリンク切れで見れません」と問い合わせがあった。
年々考え方が変るので削除しているのです。ご了承ください。さて今回は配合餌の集魚効果の事。配合餌には集魚効果はありませんと言ってた俺。
実際マキエの粉だけ撒いても投入時の音で集まるエサトリも喰うもの(オキアミ)無いと即消えるの見ていたので無いと思い込んでいた。
マキエ撒き最初に集まる無数のエサトリ。撒けば撒くほどエサトリだらけとなるが、撒かなければ本命も来ないのではないか?と撒く訳ですが。
マキエで分離なんて俺には出来ないので本命活性上がるの待つ訳だが、実際はエサトリ蹴散らす程本命居ないのか分からんが、エサトリの下で脇で離れて
喰っている場合もある。何とかエサトリかわして釣れる事もあるのでそう思う。
 最近俺の場合、3時間1SETと考え3キロブロックと配合餌2種を半分混ぜて使用している。通常これだ。
試しに一回分を上記オキアミ3キロ(1ブロック)に配合1袋と6キロに1袋。3キロに2袋を試して見た。(因みに配合餌はチヌダッシュ)勿論この3通りは同じ日の同じ条件ではないけど、左程違いは感じなかった。考えられる事は、マキエ打ち群がるエサトリ、今回は小鯵だったが多分殆どオキアミは食い尽くされる
あの数じゃ1匹残らず喰われていると思う。
オキアミの大小かかわらず喰うエサトリ。マキエの中のオキアミと配合にあるチヌ用で言えば、定番の押し麦やコーン、チヌダッシュに入っている大粒のペレットはオキアミに比べ
硬く美味いか不味いか分からないが柔らかく消化良いオキアミを喰うと思われる。エサトリの喰い残した配合の各物質が底へ落ちていくとすると
何をきっかけにエサを食うスイッチ入るのか分からないが本命であるクロダイがその配合の何かを喰うとしたら、配合餌に集魚効果は無いとは言えない。
実際釣った魚の腹の中を見てみると押し麦がギッシリはある。オキアミギッシリもある。
撒いたもの1つしか喰わないと言う場合は無いのだろう。今思えば鈎に麦等を付けて試していなかったけど、配合成分を喰っているということはマキエに寄り
魚を足止め出来て、ツケエを食ってくれるのを待つ条件は揃っているということになる。
海中の状態は釣り人から推測するしかないので、時々ツケエが残ったとかツケエが全部無くならないとか何かしら変化があった場合はチャンス到来なのだろう。
 エサトリに邪魔されず本命しか居ないなら話は別だが、大体はエサトリとの戦いであり始めに集まるのはエサトリだ。
配合混ぜないでオキアミだけのマキエでもオキアミの種類生やボイル。細かく潰したものとそのままとか何かしら変化を付けている。
手軽に量を増やせ、まとまり性と遠投性、ある程度の深度迄届けられるということはオキアミだけでは出来ない。(D社にオキアミまとめがあるが)
 これに集魚効果が加わるのなら、配合餌はまんざら役立たずではない。
店内見れは分かるが物凄い数と種類がある配合餌。クロダイは比重が思いものが多い。オキアミより沈下早い配合餌。本命だけ寄せる事の出来ない配合餌
まとまりや遠投性だけなら配合餌じゃなくても土でも出来る訳だが。
配合餌にはクロダイの好む、濁り、匂いと言う集魚力もある。メーカーが試行錯誤で毎年新製品出す
 まったく無いとは言えない。多少でもないよりある方が良い。
因みに配合餌には値段の高い安いがあるが安いのは素材が安いやつ。オカラとか。高いやつはノリとか成分も高価なものが含まれているのだと言う事です。
 何はともあれ、対象魚によりマダイ、メジナ、クロダイに効果的と思われる配合餌を毎回買う訳ですが。
 

164話 フロロカーボンハリス

今では100%使用と言っても過言ではないウキ釣りのハリスはフロロカーボン。安価になった事とナイロンより強そう。当たり前に使われるが実際に意味を分かり
使っている人はどの位居るのでしょうか?。そんな俺も強度や根ズレに強いのか程度でした。
フロロカーボンとはポリフッ化ビニリデンの糸の事でフッ素を含んだ高分子でできていて、一番のメリットは比重と海中では見えにくいと言う事。
何故見えにくいのかというとナイロン糸に比べ光の反射による原因。ナイロンとフロロの板を水中に入れ45度の角度から光を当てた時光の曲がり具合が屈折角度が
ナイロン38°に対してフロロは42°曲がり角度が少ないという事は光が反射しないので水中で光って見えない。ナイロンは光って見えるため魚に警戒される
と言う事。
次に比重。水の比重が1とすればフロロは1.78ナイロンは1.14.これは空気中の比重でありたかが0.64の差だが水中ではこれに浮力がかかるが水中ではナイロンの5倍以上の違いがある。水の1を引いてナイロン0.14フロロ0.78。では何故この比重が重要なのかといえば、ラインコントロールして仕掛けの角度気にして流す
ウキフカセ釣りでは舞い上がり防止となるのです。海流の抵抗と仕掛けを張る事で浮き上がるのをナイロンよりは比重あるフロロの方が理に適っていると言う事ですね。
ナイロンでもハリスにガンダマ打ち解消出来ますが、光の屈折は出来ません。しかしナイロンにはフロロにない「しなやかさ」があり喰い渋い時に発揮します。
蚕糸からナイロンーフロロへ変化したハリス。これらはメジナ釣りで見えるハリスは喰わないとの実体験から開発されたのでしょう。クロダイの場合見て釣る事は無いので
メジナ釣りから考え出された釣具は多い。こんな素晴らしい道具が鈎の次に魚に近いから良いもの使うべきだし、見えない分釣れてもいいようだが・・・・・
道具が進化しても釣りの腕は進化しませんね・・・・・                                         スポーツグッズの科学 小山義之著 参照


163話 酒田新北港離岸提


近年大きな港に続々工事が始まり長い堤防が多くなった。陸から行けない沖の堤防これらはそこに住む人々を被害から守る為に建設されているのだろう。
沖に人工的無機質な白い長い箱型がありテトラポッドが並べられそこに住み着く様々な魚種。何処の離岸も立ち入り禁止なのだろうが、釣り人のリクエストにより
渡船が行われ、人より先に行きたがる人、場荒れも少なく魚影も濃いとなればポイントとなりシーズンともなれば賑わいをみせる。

家から一番近い釣り場酒田北港。一番近いくせに鶴岡の磯場へ出掛ける俺は堤防嫌いだった事もあり、離岸デビューは遅い。
 以前落とし込みでは夏場通った事あるが、今一番人気である旧波力発電跡の新離岸は今年(08年)で3~4年目かな。年に1回は行く程度
行けば型見れたが人多く、大釣れした事もなく
先端に入れず毎回、中間での釣りは左右とアテ潮の釣りとなる。
ここ有名?になり年々多くなったのいつ頃かは不明だが、庄内磯鶴岡方面の堤防が終盤となる7月前後から混み始め、熱狂的ファンも多くシーズンとなれば24時間誰かが
居る状況だ。(平日は除く)シーズンとはクロダイ〜マダイであり5月〜は大型鯵狙いやシーバス狙いの釣りは多く多彩な仕掛けタックルで入れ乱れる。

そんな俺も今年は例年になく行った見た訳だが、本当にいつも人が多い。北側は沖向き人気で南側は内側人気。先端から人が埋まって行くのだろう。
 今年から?真ん中付近の折れ曲がっている所が足場が高くなり渡船で南か北が選択することになる。
北はタモ5mで届くので北に行く南は高いと言われるので行った事無い。タモ長いの無いのでw
沖向きは大体澄んでいて深そうな色。緑、青色。内向きは濁りあり汚く、流れも余りないので沖向きから人が埋まるのだと思う。
夜釣りも居るのでまず先端近くは入れない。
取り合えず沖向きで釣りする。沖向きは沈みテトラか何かがあるらしく投げ釣りでは根ガカリするらしい。ビッシリなく所々にあると聞く。
そこに魚が付くのか分からない。常連や天狗はポイントあると言うだけ言い場所は教えてくれないw
 対象魚はマダイ、クロダイなので居付きより回遊狙いになるから何処でも気にしない。よね?
マキエ打つとユックリ沈下するので流れは殆ど遅い。左右どちらかに(先端は違うのは誰でも分かるので途中での話です)
それとこの深さ(10m以上)なので2枚潮は確実。上潮だけ多い。勿論底が良い時や上下同じもあるのだろうし、そのような時は大釣れだろうが
今まで経験は無い。
釣り方も円錐ウキなので横の流れを釣り、マキエと合わすように釣りをする。釣りしていると右の流れが左になったり止まったり、アテになったりする。この潮変りは
 数少ない条件の中でも有望だと思う。それと日も上り9時頃?早い南からの流れが入る。
この時だけとは限らないが最上川の川水が流れ込むと水温が劇的に下がる。ツケエが冷たくなるので確認出きる。ハリスも冷たかったw
これ以外に南からの流れだと先端から魚が釣れだすらしい。流れに沿い魚が横断するとか。経験は無いけど
逆も同じ。
個人的早朝から昼迄しか経験ないのでこの時間帯での経験から言えば、薄暗い内はアジが多く日が昇り朝方はマダイのチャンス9時前後からマキエも効きだし?
クロダイがポツポツ釣れだす。昼迄クロダイとなるが流れに左右されるのだと思う。流れと水温。川水の影響はあるだろう
真水と海水は比重の違いから荒れない限り混ざりはしないと思うが、魚は水温変化に敏感なので喰いには影響される。
 よく聞かれるのはウキ下。一番気になるのか?余りウキ下は気にしないがここでウキ下は重要なのだろうか?分からんw
俺は竿1本と30cmから2本以内が多い。リールに浮き止め入る事は少なくそこまで深くして釣った事も無い。2ヒロ(3m)でも無いやはりある程度の深さで喰う感じだ
大体水深15mは無い竿2本半で根ガカリすると効くので底ベタもしないから6m〜10mのウキ下だが、落ち込みで食った事も無い
それほど活性悪い時しか釣りしてないのか?w
ウキ下聞いてくる人って、ウキ下だけ気にしてる初心者多い気がする。同じウキ下とて仕掛けの角度作るウキの号数、打ってるガンダマ、流れの速度で違うので
5mで5mの深さが魚のタナじゃないのはわかるはずだが・・・・・
ウキ下だけ聞き仕掛けもろくに見ずそのウキ下で釣れた人は見たこと無いw
流れはユックリが釣り易いのでそういうとき釣れる。ポイントはマキエで作るしかない。澄んでいるので沈み具合はある程度確認出きる。ウキの向きで底の流れが予測できる
横の流れなのにウキの頭にマキエバンバン打っている人多いが、そんな人に限ってラインは張ってるのでマキエとツケエは合っていないはず。
横の流れは難しい。仕掛け張る場合はライン操作が重要なので風向きもあるが混んでいる時は隣の人との間隔が無く辛い
因みに俺は00〜2Bメインだが、上から探っても上(5m以内)で釣った事無い。エサトリの餌食となるのでクロダイは余り浮かない気がする。
これは釣り人の数も影響されるのかもしれない。常連の経験を言えば
浮いてギラギラ見る時ある。午後からイレグイある。釣れるポイントある(底に何かある)。昨日良くても今日は駄目。足元は余り釣れない
沖に流れると大釣れなる。必ずしも先端有利ではない。釣れる時は釣り開始すぐ食う。等言うのでいつかはイイ思いする時もあるのだろう。
エサトリは最強の鯵、フグがメイン。魚種は豊富だが最近はチャリコ多くサンバソウとチャリコがエサトリだとフグは居ないらしい。
ベストシーズンは7月前後。秋も釣れるが時々大波あり道具全部流される危険があると言う。人が海に落とされないから笑い話だがかなり怖い話だが何処の堤防でも
ある話。春でも夏でも注意は必要。
酒田新離岸提は、沖向きが斜めになっているので波は這い上がりやすいのかもしれない。低い(北側は5mのタモで届く)それとテトラが無く魚の付場所が分からない
回遊してマキエに寄った時がジアイなのか?際にエサとなるイガイ等も付着しているが沖向きは少ない
 年々魚影は薄くなっていると聞くが、クロダイの寄る付く要素は分からないが日曜のあの光景、ビッシリ人が並びマキエ入れるので居ない訳は無いと思う。w
養殖場よりエサ豊富だろう。
藻場も無いし、テトラも無い。汽水好む傾向あるがそれだけか?北港内の砂防低や離岸の方が魚影濃いと思うが、一番沖に位置する関係上
 先へ行きたがる心理と大型クロダイ、マダイが釣れるという魅力と噂がある。
今後中間部並の高さに工事されるようだ。現在(08年7月)北側調査入りブイやロープがあるという。海上保安庁HP参照
堤防は足場良く座りながらでも釣り出きるが、磯好き磯メインの俺には逆に何故か足が疲れる。
それだけで離岸を語るな!と叱られそうだが、あの人の多さは何かしら魅力があるのだろうか、時期的混むのか分からないが、是非土日のハタハタ並とは言わないが
大混みで釣りしてみは?w
今年は秋も行ってみようかと思う。

162話  アタリ

誰かが、クロダイでもエサトリのようなアタリの場合があるといった。
 エサトリのアタリと言ってもこの辺で言う鯵のような明確なアタリじゃなく、ほんの少し入り終わりみたいなアタリだと言う。このようなアタリだとアワセ、HITさせるのは難しい
クロダイ釣りは遅アワセで十分なので前アタリ、少し入るとか何かしら変化あれば此方も操作し、その後と明確なアワセでHITに持ち込むのだが。
エサトリのようなアタリでHITに持ち込むにはその微妙なアタリが本命なのかは現時点では出来ない技の一つである(俺は
 エサトリのようなアタリか?エサトリだったのかの確認はその後のツケエの状態とその時の状況である程度は判断できるだろうが、高騰技術なのだろう
毎回釣った魚の腹の中身を見ることにしている。最近の事で言えば、前々回の魚は腹にオキアミは無かった。貝殻が数個
前回の魚は1匹がかなりオキアミが入っていた。マキエに反応にかなり捕食して鈎の付いたオキアミも喰ったと思える
 今思えばあの時、釣り上げる前にスッと少しだけウキが入り浮いてきたのでそのままにした。もしかしてあれもアタリだったのか?かなり少しで余所見していたら
気がつかない位だ。余所見と言えば他の事していて仕掛けが理想な角度となり張りと誘いになったのか手元迄アタリが来る時もあるけどw
ツケエの状態はエサトリみたいだったが、あれもクロダイの食い方なのかもしれない。
同じ魚なのか違う肴なのかは分からないが。
とにかくエサトリのようなアタリも無いとは思えない。落とし込み経験者なら分かると思うが、落とし込んだラインが止まる時は喰っている時で
感度良いラインだと食って黙って居る時の「コン」と言うアタリがある。どれも喰ってじっとしている動かない状態なので明確なアタリは無いがここでアワセないとエサだけ取られ
鈎掛かりはしない。
ウキ釣りの場合はこの喰ってジッとしている状態ではウキに反応は出ないと思う。流れているウキが止まる位か?止まった頃水中のラインとウキの抵抗で違和感感じて
放すとすれば、仕掛けは立つ頃には釣れないと言う事になるのか。これがサシエ先行が有利の理由なのか?
実際捕食時見たわけではないので言い切れないが、落とし込みで使われる貝やカニは硬いエサなので硬いエサは前歯で一度齧り、噛み砕き飲み込むと言うので
アタリが小さいという事もある。ウキ釣りのエサであるアキアミは柔らかいので吸い込みだと思う。どちらにしても移動しながら喰う場合は喰った瞬間人に伝わるだろうし
魚影が濃くて競いあい喰う場合は我先に動きながら喰うと思われ、誰も居なくエサトリの居なく競争相手が居ない時はユックリじっくり喰うと思われる。
しかしこの微妙なアタリ、エサトリのようなアタリをクロダイと思いHITに持ち込むにはタックル自体から変えないと判別出来ないのか?それよりもラインメンディングなのか
全てが分かり出来た上にたどり着く微妙なアタリと言う事なのだろう。
そんな事は気にしないでスーっと入るの待つしかないなw

161話  タナその2

ここ数回(08年5〜6月)沖磯沖提等、深いと言われる釣り場で釣りする機会が多い。ほとんど地磯釣行なので2〜3ヒロのウキ下で釣りをしている俺にしてみれば
竿2本はかなり戸惑う深さなのだ。
数回竿2〜3本の釣り場へ行ったが何処も馴染みの薄い又は初めての釣り場なので、一応水深は気になった。
 3本あっても3本迄落としてはいないが3本まで落としたから釣果が得られたのかは不明。
余りウキ下を気にしない変えない性分でもあるw
見た感じで底見えるか見えないか。深そうか浅そうかは磯の場合シモリ根の具合や地磯か沖かで大体決める。
何も知らない場合なら取り合えず何処でも3ヒロ程度で開始で良いと思う。
エサトリの具合でそのエサトリが何か?取り合えず分かるまで上げたり下げたり。根ガカリすれば流す場所変えたり浅くすれば良いし
底が砂地で根ガカリしないならウキの角度で判断するのは皆同じだろう。
男鹿でもそうだったが「ここは竿3本」と言われても3本で釣りしない。それはあくまでも最大深度であるしウキ釣りの場合マキエは上から落ちてくるもの
春なら魚は底より浮いていると判断出来るからであり、エサも取られないなら下げればいい話。
実際男鹿では竿2本で釣りしていたが鈎が飲まれるので上げたら最終的に3ヒロだった。
酒田の離岸提でも3〜4ヒロで喰うは喰う。
要は条件って事。
勿論同じウキ下で半日もしくは一日釣れ続ける訳では無いとは思う。大切なのは鈎の付いたエサを喰ってもらう事であり、喰った時判断出来るかアワセまで持ち込めるかだろう
朝から晩まで釣れ続ける事は無い。
それは潮の具合により魚の食い気と数で決るのだろう。
足元から沖へ潮が流れていれば何も悩まずポンポン釣れる。こんな条件はまず少ない。沖磯なら潮具合で釣り座変えれば良いが地磯は殆どアテか左右だ。
左右は難しい。仕掛け張れば流れから外れるほっとけば上潮だけに持っていかれる。
理想と言われるサシエ先行が必ず最高かどうかなんて本当なのかも分からないが、マキエからかなり外れれば確立は少ないとは思う。
クロダイの場合マキエと必ずしも同じでなければならないとは思わない。マキエの廻りでも喰う。
 誘いを気にする人が多いが誘いは居るが喰わないからとか食いが悪いとか誘わない時に何かしらツケエに変化(多少喰われた潰されてる)等あった時やエサトリが消えてツケエが
残るのに本命がHITしない時で良い。誘いと張りは違うもの。
最近海は済んでいてマキエが結構見れる。
マキエ打つと配合餌の成分が早く沈みオキアミはユックリ沈んでいる。上潮と中間は違う方向もよくある。流れる角度で潮の速さも判断つく
 白いマキエはよく見える。オキアミも生よりボイルが見える。意外と見えるのはごはん粒でもある
マキエで予想してウキの角度で予想して、仕掛けの重さで予想して角度合わせ、状況に合った出来るだけ軽い仕掛けを合わせる(緩い時や遠くは大きく)事で口元へ届け
るようにする。活性高ければ浮く。引くければ深いとはよく言われるのでそれはそうだと思う。釣りは想像のゲームでもあるので
攻略本で答え知りその通りするよりも悩みながら1匹を釣り上げた時の感激は大きい。
我先に竿出す前にマキエ撒いて予想してウキ悩みタックル考え、釣りしながら毎回悩む釣れたらどうしたら釣れたのかどのような時喰ったのか覚えておけば次回に役立つ
因みに釣れた時の答えは1つじゃ無い。数通りはあるはず。大釣れする時は色々試すのも良いだろう。
鈎が大きくても喰うか。ハリス太くても食うか。誘わなくても張らなくても食うか。
多分どれも食います。釣れるときは何でも釣れるのですからw