縫道石山


6時50分出発、国道338号を北上、途中の泊付近では道の狭さに閉口、これでも国道かぁ・・・という思い。むつ市まで約50Kmを1時間で走行。むつ市から川内町へ陸奥湾沿いに走行。川内町のかもしかラインを湯野川温泉方面に北上、途中ふれあい温泉川内の先で川内ダム方向に左折。道の駅かわうち湖にて休憩の後、縫道石山(ぬいどういしやま)登山口に向かうも林道の入り口が分からず国道を仏ケ浦方向に走行。海岸線が近くに見え、林道入口を見落としたとの判断で来し道を折り返し走行、林道入口に到る。(標識もありました)

縫道石山は下北半島のこんな場所にある
林道入口より登山道入口まで4.5Kmの間ダート走行が続く。縫道石山登山口迄の走行距離117Km。登山口は飯場事務所風の建屋のある広場にあり、この峠まで福浦方面から未舗装ながらも立派な林道が来ていた。飯場事務所風、建屋はこの工事のためか。
 
登山口到着
          

山頂からの展望
9時35分に登山を開始し、青森特産のヒバ(アスナロ)の美林の中を歩き10時45分に山頂に到着した。

この縫道石山は本州北端の地・下北半島の中でも特に交通の便の悪い場所にある。青森県内居住の人でも実際に登った経験のある人は少ないのではないだろうか。

標高は626mと低いが特徴のある岩塔峰で、過去極僅かのクライマー達の岩場として利用されていたと云う。しかしこの岩肌に生えるオオウラヒダイワタケと云う地衣植物が天然記念物に指定されてからはクライミングも難しくなり忘れ去られた存在に為っているようだ。

山頂からは少し靄っているものの、福浦地区や平館海峡が見渡せる。足もとの岩肌を見るとオオウラヒダイワタケが随分と貼り付いている。不謹慎ながら、この岩茸(イワタケ)を調理し三杯酢か何かで頂いたら美味しく食べられるのであろうかなどと思った。
(右上写真 : 右手前の大岩上部に黒く見えるのが岩茸)

この日、登りでは一パーティーに合っただけだが下りでは多くの登山客とすれちがう、辺境の山と思って来たのだが ・・・。年に数日こんな日もあるのか。下山の時間は50分ぐらいか。12時前には登山口に停めた愛車に再会した。
12時出発再びのダート走行を経て朝来た道を折り返す。10Km程走行の後道の駅かわうち湖にて昼食。更に走行の後ふれあい温泉川内にて入浴(300円)した。

むつ市まで今朝来た道を戻り、むつ市田名部にて国道279号に入り南下。吹越にて国道と分かれ二又に向った。

           山頂にて
今回の山行では縫道石山の山頂から眺める津軽半島や北海道・松前の山並を楽しみにしていたのであるが平館海峡や津軽海峡沖が霞んでいて残念ながら ・・。

やはり六月下旬のこの時期、眺望を求めての山行は難しいのかもしれない。

      山行
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