増川岳に登る
 (津軽の春を訪ねて)


い津軽の春を訪ねて津軽半島の先端、竜飛崎にもほど近い増川岳に登ってきました。登山口はJR津軽線の終着駅である三厩(みんまや)駅から増泊林道を経て車で数十分の所。しかし つん は道に迷ったあげく登山口に着いたのは何と11時過ぎだった。

ほんと つん は青森に赴任し、十数年ぶりに車の運転を再開してからこんな事が多いんだなぁ 〜。
            

今回の山行目的の一つに春の妖精・スプリングエフェメラルとの再会がありました。

ニリンソウ

エンレイソウ咲く
先ほどまで歩いていた、ヒバ林の林床にヒメホテイランが咲くのは、後一月ほど先になるのであろうか。深山の針葉樹林下は淋しかった。
しかし高度を上げ、ブナ林が主体のギザギザ・電光型登山道になると共にオオタチツボスミレ、コミヤマカタバミ、キクザキイチゲ(キクザキイチリンソウ)、シラネアオイ、エンレイソウ、ニリンソウ、サンカヨウ、オオバキスミレ、そして野生のワサビの花まで見ることができました。

            

ところで、写真のエンレイソウよく見ると、大きな褐紫色の耳を付け髭を蓄えた、昆虫の顔の様にも見えて面白いですね。

登山道を埋め尽くす大量の雪

津軽海峡を望む


さて ・・・ やがて津軽海峡が見えるようになると、4月末の時期にも関わらず登山道を埋め尽くす大量の雪、今本州北限の地にいることを実感する。そして、残雪の上に立ち春霞の津軽海峡を見てしみじみと津軽の遅い春を感じることができた。雪渓脇を歩いて尾根の北端部に取り付いて山頂を目指します。

13:15 増川岳・山頂到着(休憩時間含め登り2:10)、山頂には山頂標識と小さな祠がありました。

山頂より望む三厩〜今別方面の海岸線が綺麗に見える。暫しの休息の後、登山道脇に咲乱れるキクザキイチゲを踏み潰さぬよう、注意しつつ下りに掛かりました。

それにしても当日は祝日で連休、それに天気も良いのに誰一人登山者に会わなかったなぁ〜。


増川岳 山頂にて

キクザキイチゲ咲く山道を下る

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