栗駒山に登る
朝、夏油温泉を発ち登山口となる須川温泉に着いたのは10時過ぎであった。須川高原温泉の大駐車場に車を入れ、今晩の宿泊を予約した後、登山口に向ったのは10:40頃だった。 硫黄臭漂う、温泉の流れ下る川に沿って整備された道を登っていく。11:00名残ケ原の少し先で自然観察路分岐に着き道を左にとる。川を飛び石伝に対岸に渡り、湧き水の流れ出る湿原脇の木道を登ってゆく。しばらく行くと岩のごつごつした登山道らしい道となる。今回登りに使った自然観察路は他の登山道と比較しあまり利用されていないのか誰にも会わない。 道端にノリウツギとムシカリの花が美しい。12:00産沼(うぶぬま)に到着ここで始めて一組の登山者に出会う。 |
山頂付近に雲が出てきた |
栗駒山 山頂にて |
登山道の先に栗駒山のなだらかな頂稜部を望み、のんびりと歩を進めているうちにどうやら山頂付近は雲が出てきたようだ。古びて朽ちかかった土砂止めの丸太を乗り越えながら高度を稼ぐが、この土砂止めの丸太が歩きにくい。 一汗かいて13:00霧の中の栗駒山に到着した。頂上には立派な標柱が一本立っており、栗駒国定公園 標高1、627米と書かれてある。頂上にはハイカーが7〜8名はいただろうか、それにしても先程までの静かさとはうって変わって、急に賑やかになった。 山頂の立派な祠(社?)に一礼して下りにかかる。下りは登山客の利用頻度が高いと思われる須川コースを取ることにした。 |
ウメバチソウ |
ミヤマアキノキリンソウ咲く道を須川へ向け下山開始。先ずは天狗岩より須川分岐を目指す。道脇の草原にはエゾシオガマや山の秋を呼ぶウメバチソウ、オヤマリンドウなどが咲き誇ている。13:30霧に包まれ、ただ硫黄臭の強さだけが印象に残る須川分岐を通過する。 そして、そのまま霧と硫黄臭の道を須川温泉目指し駆け下りて行った。帰り道は名残ケ原よりゆげ山を経由し15:00前に須川高原温泉に帰着した。 |