強風・濃霧の秋田駒ケ岳


一瞬の霧のきれまに秋田駒 (男女岳) 山頂部を撮る
 2ヶ月ぶりの連休を利用し、少し遠出し秋田駒に行ってきました。先ずは東北自動車道を利用し八戸から盛岡まで一気に南下。盛岡ICを出て、一路秋田方面に車を走らす。目指すは岩手県側からの登山口がある国見温泉です。
 国見温泉の駐車場に車を止めて硫黄臭の漂う登山口を出発。当日の天気はうす曇〜曇りといったところで何とか行けそうである。
 ブナ林を過ぎ潅木帯の道を行くようになると風が出てきたが、幸い登山道は堀状にえぐれており風が遮られている。
 横長根分岐の稜線に到着するころは霧も出てきて視界も随分悪くなってきた。尾根道を右に行くにつれ、風もだんだん強くなってきた。やがて火山性の砂礫を踏むようになると、霧と強風の中傾斜も増し歩きにくい歩行となる。
 大焼砂の砂礫帯を強風に耐え高度を稼ぎ横岳に到るが霧のため何も見えず、他の登山客と一緒に昼食を取る。風のため体温が奪われ寒さを感じてきたので早々に休憩を切りあげた。
 濃霧の中阿弥陀池を目指す。やがて濃霧の中強風に晒されて立つ避難小屋に到着、悪天のため阿弥陀池も暗く沈んで見える。土砂流失防止用の柵の中を男女岳を目指す。

男女岳山頂にて

山は濃霧の中
 強風濃霧の山頂に到着、周囲を眺望するも一瞬切れた雲の合間に僅かに田沢湖がチラット見えたのみであった。
 暗く沈み込んだ阿弥陀池目指し下降する。阿弥陀池に沿って男岳に向い男岳分岐に到着するが、山頂部はヤハリ濃霧で見えない。

霧の 男岳 頂上
 到着した濃霧の男岳山頂には鳥居と祠があった。直ぐさま下山開始。風を避けるため帰路は男岳分岐より外輪山に囲まれた火口原へ向かう。やはり風が直接体に当たらないので、ほっとする。
 大量に残った雪田の上を歩き先を急ぐ。心は早くも下山後の入湯と熱燗でいっぱい ・・・ と。足が縺れるほど歩行が早くなって来た。


       山行
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