大座礼山の詩
(1,588m)  2007.6.30
a Song of Oozareyama

紫陽花
大座礼山付近の地図
→いつもガイド
間違い電話 朝3時(-_-#
4時には近所 火事があり
眠ったような 寝ないよな
迎えの車 6時半
大座礼(おおざれ)山の 登山口 取り付け急な 足場なり
急登あえぎ 20分 暑い しんどい 汗だくで
休むに休む 場所もなく せめて一吹き 風欲しや
蝉や虫たち 鳴き声が 浴びるが如く 降り注ぐ
登山口
急な登山道
山つつじ
ようやく左に 道が折れ 少しなだらか 楽になる
風が吹き抜く 木陰にて 腰を下ろして 一休み
前に来たとき 石楠花(しゃくなげ)が 今は代わりに 山つつじ
追いついて来た 若夫婦 奥方八重歯(やえば)で 品も良く
黄色いスパッツ お似合いで 黒髪揺らし 登りゆく
疲れ忘れて 「いいなぁー」と 野郎二人が 呟いた
谷間を流る 冷水で
顔を洗って 目を覚ます
緑の風を 身に受けて
これがこの世の 極楽よ
道の脇には ナルコユリ
苔むすブナも 見えてきた
昨年登った 冠山(かんむり)
平家平を 仰ぎ見る
木道
ナルコユリ
木の実
やっとお目当て 巨大ブナ どう撮りゃ絵になる 四苦八苦
あの木この木も 大きくて 伸ばした枝は 天支え
大座礼山に 君臨す どれも劣らぬ (ぬし)ばかり
数百年を この山で 生きてきたぞと ブナは言う
   「カメラから はみ出す雄姿 四国一」
ブナの巨木
イチゴの花
ブナの葉
頂上登った 人達が がやがや4、5人 下りて来る
高知からだと 云っていた 八重歯美人は その後ろ
足元咲いてる 白い花 (とげ)のありそな イチゴ花
ブナの(こずえ)を 眺めつつ コンビニ弁当 舌づつみ
 「刺されたら 抜けぬ棘あり 美人にも?」
緑の門の道
先導するO氏
蜂の巣
ぬかるみの道 門の道
奥に進めば 頂上が
ブナに再会 告げながら
先へは行かず 引き返す
斜めの日差 背に受けて
違って見える 帰る道
肌寒かった 稜線を 下るにつれて 暑くなり
額の汗が 頬つたう (すね)もがくがく ぎくしゃくと
前には()った 青大将 今日はどこかで お昼寝か
(がけ)の下には 蜂の巣が 一族の城 構えけり
東光森(ひがしみつもり) 山並みが 春はあけぼの また来てと
東光森方面を望む
翁滝
車に帰り 登山靴 脱ごうとすれば 足がつり
こんなの初めて 動けない 持参の塩を 舐めてみる
「頂上見ずに 帰さぬぞ」 (とげ)刺したるか 山の主
帰り近くの 翁滝 水量今は 少なかり
 「大座礼山(おおざれ)の ブナに乾杯 空高し」
ブナの枝ぶり
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