a Song of the Journey to OKUNIKKO
奥日光の旅の詩
第1部

小田代原の貴婦人
草 紅葉(くさもみじ)  見とれて歩く 七時間」
東武鉄道 浅草で 日光行きの けごん号
そぼ降る雨は まだやまず 午後にはあがる 予報聞き
日光駅で 昼食(ひ る)すめど ほかほか栗まん 別 腹(べつばら)
目指す湯元へ バスに乗り ヘアピンカーブ いろは坂
明智平(あ けちだいら)で ロープウェイ
我等以外に 誰も来ず
少し不安に なってくる
それもそのはず 視界ゼロ
展望台から 見おろせど
華厳(け ごん)の滝は 霧の中
運良く一瞬 霧がきれ
滝が姿を 現せり
明智平から華厳の滝、中禅寺湖を望む
いろは坂付近
→ いつもガイド
ロープウェイ乗り場
明智平を 後にして
一駅(ひ とえき)バスに 乗って行く
華厳の滝へ 来て見れば
白黒世界 (や み)の中
えくぼの可愛い 中国()
すっかりうちとけ 友達に
三年日本に 来ているが
帰国の前の 旅という
轟音(ご うおん)だけを 耳にして 引き上げようと した時に
谷から昇る 霧流れ 華厳の滝を 垣 間(かいま)見 る
中国の娘
霧の中の「華厳の滝」
霧の中の日差し
湯元温泉 休暇村 湖畔(こ はん)の宿は 黄 昏(たそがれ)
紅葉まだと 聞いてたが 赤く()え てる つたかずら
静かな部屋の 窓の外 湖面に映る 男 体(なんたい)
硫黄(い おう)温泉 湯につかり 牛鍋お造り ゆばづくし
(あ こが)れの地 湯の宿で 三連泊の のんき旅
湯元温泉休暇村
湯の湖
湯元温泉付近
→ いつもガイド
翌日 雨は なさそうと 赤沼(あ かぬま)経由 小 田代原(おだしろ)
低公害バスを 乗り継いで 一面広がる 草紅葉
誰が名付けた 「貴婦人」と 白樺一本 君 臨(くんりん)
小田代原入口
貴婦人の白樺
小 田代原(おだしろ)に  天女(てんにょ)舞 い降り 秋深し」
白樺林 右に見て
ミズナラ・カラマツ 林立す
泉門(い ずみやど)池で 早い昼 飯(ひる)
多くの学童 遠足か
黄色い声を 背に受けて
戦場ケ原に 分け入りぬ……
泉門池
遠足の学童たち
戦場ケ原へ
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