出窓を 東 やれやれ着いたと 両手あげ 胸一杯に オゾン吸う 苔むす巨大 ブナの木が 三嶺と くだれば土佐の 白髪山 三嶺は急な 取りつきだ いつも先頭 露払い 初めて着けた スパッツが まむし対策 兼ねてるが 土で結構 汚れだす ピンク色した 山つつじ 春もここまで 登ってる |
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谷渡りする 背が高かった 二百メートル くだらない 断崖の尾根 足 徳大医学・高松高 高知商業 若者の 冬山登山 「冬山に 散りし 頂上近く 池があり ここには魚 居ないかと 後ろで誰か 呟いた 熊笹の水 天の池 崩れかかった 避難小屋 なんとか屋根が 残ってる 曇天なれど 視界よく 高ノ瀬峡に 剣山 石鎚連峰 くっきりと 東も西も 北南 見渡す限り 山の波 |
さすが頂上 風もあり 気温八℃にゃ まいりける 一面覆う こめつつじ 花は下旬か 来月か 山に慣れてる 女狐が 口八丁の 物知りで 湿気の多い 苔道に 咲くは可愛い ギンリョウソウ つがいの鹿も 居ると言う あちこち探し下りける 足跡だけは 見てたけど 猪かいなと 思ってた |
半パン半袖 ズック靴 庭に出るよな 格好で 若い夫婦が 登ってき 背中と胸に 二人の子 奥方背負う 女の子 気持ち良さそに 眠ってた 今から山に 連れてくりゃ さぞかし山が 好きになる それとも山で 授かりて 山の神にも 顔見せか 今から登る 人多く 二百名山 ラッシュかな 寒風山や 自分試しの 山登り すっかり山に 取り |
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