2006.2.8 |
a Song of Hashikura Highway |
→いつもガイド |
集合場所が 財田駅 タブノ木我等 迎えける |
懐かしそうに 前に行き 心はハンドル 握ってる |
三好高校 農場で ダチョウの親子 寒そうだ |
「餌持たず 入って来なと 横を向く」 |
秋は紅葉 染まる谷 枯れ枝寂し 風に揺れ |
高燈篭の 横を抜け 門の仁王と にらめっこ |
金毘羅参りの 旅人が 足を延ばした 奥の院 |
杉の巨木が 裏山に 黄色き花粉 重そうだ |
急な階段 連続で 汗びっしょりの rinnさんが |
もう此処までと 言ったのに まだ本堂は 山の上 |
こうして私を 騙すのよ ロープ投げてと 叫んでる |
階段に散る もみじ葉や 杉の落ち葉が 風に舞う |
ベンチでゆっくり 二休み 人影も無き 静けさよ |
ゆったり流がる 吉野川 日の丸山も 見え隠れ |
木立ザワザワ 騒ぎ出し 急にあられが 降り出せり |
寺の奥山 暗がりは 落ち葉の道も 凍ってる |
杉の林や 楢の木の 茂れる森を 登り行く |
馬除けと言う 休息所 疲れた馬を 休ませり |
「馬よりも 人間様が のびそうだ」 |
脇道に入り 風をよけ 腹に燃料 詰め込みぬ |
讃岐と阿波を 結びたる 旧街道の 峠道 |
農繁期には |
収穫終われば 米乗せて 里の阿波へと 帰りけり |
馬喰に曳かれ 鈴鳴らし 何百頭も 連なりて |
「風に乗り かずら橋唄 流れくる」 |
昔の賑わい 忍ばせる |
二軒茶屋なる 宿屋跡 |
此処は猪の鼻 山の上 |
箸蔵街道 道半ば |
使い古しの 爺さんは もうエンジンが 止まりそう |
若いさっちゃん 汗も出ず 「どっかに坂が あったっけ」 |
名カメラマン akiさんは 前に後ろに パチパチと |
晴れと思えば 又吹雪く |
山の天候 急変す |
気温も零度 身を刺して |
北風森を 唸らせり |
展望台の 彼方には ぼんやり見える 讃岐富士 |
道の傍ら 石仏や 箸蔵までの 丁石が |
当時を偲び 残ってる 竹やぶの道 松の道 |
讃岐へ下る 坂道は 結構きつく 逆落とし |
水の流れる 音聞きて ジグザグの道 急ぎたる |
夕闇迫る 財田駅 元来た山を 見上げけり |
14キロを 6時間 吹雪に打たれ たどり着く |
「大地踏み 歩めることの 有り難き」 |
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