岩屋洞窟へは長く急な石段をひたすら降りて行く。
急に視界が広くなり、青い海が大きく広がってくる。
左:岩屋橋             右:岩屋洞窟入口
石段を下りきると、岩屋洞窟へと遊歩道が続く。
この洞窟の最奥に不思議な狛犬がいる。
第一岩屋の一番奥で、道が二つに分かれる。
そこを右へ行くと突き当たりにこの狛犬がいる。
この一対の狛犬については全く情報がない。
狛犬と呼ぶ事に躊躇はないが、狛犬としてはかなりユニークである。
また、照明が無い状態のこの狛犬を撮影するのは非常に難しい。

プロ写真家(及川さん)の撮ったこの狛犬は
こちらでご覧下さい。
(「狛犬の杜-36」)

江ノ島の最奥まで歩いた訳だが、もう1対狛犬が残っている。
同じ道を戻る。帰りは石段が少しきつく感じるが…
奥津宮を過ぎてから、左へ曲がり裏参道を進み、一気に大鳥居までもどる。
大鳥居横、エスカー乗り場の左石段を上がって行く。
江島神社に比べると訪れる人も少ない、静かな児玉神社がある。
東郷平八郎、乃木希典と共に日露戦争の英雄として有名な、
陸軍大将 児玉源太郎 を祭った神社。
台湾総督を務めたことから、台湾との関係も深い。
この扁額は李登輝前総統の揮毫。(その前は後藤新平の揮亳によるものだった)
典型的な南方獅子タイプ。
彫りやすい石と言うこともあるのだろうが、すごい彫りだ。
台座のレリーフ、口中の玉も含めて、ただただ驚くばかり…
写真を載せるのも恥ずかしくなる…これだけハッキリとした雌雄の尻は…
台湾の名工作といわれているが、詳細は不明。
神 社 名
児玉神社(藤沢市江の島1-4-3)
建  立
昭和5年11月(1930)
石  工
不明(台湾製)
奉  納
臺湾總督 石塚英藏
 石材産地 臺湾臺北州觀音山
是非、江ノ島をお楽しみ下さい!