奥宮への入口に手水舎がある。
江ノ島の手水はほとんどが龍の口から吐水しているが、ここだけは亀だ。
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ここのカメについては、「神使の館」の
こちらをご覧下さい。
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手水舎から真っ直ぐ奥宮へ参道が続く。
鳥居がある。が、これはただの鳥居ではない。
なんと、これは頼朝寄進といわれている。
養和2年(1182)
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楼門の天井の中央に「八方睨みの亀」の絵が奉納されている。
「神使の館」のこちらをご覧下さい。
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楼門前にナカナカにシブイ狛犬が1対いる。
これもひと味違った江戸尾立。
その顔、特に鼻が印象的だ。
宝暦の作で阿吽とも玉というのは珍しい存在。
下表データの建立年と石工銘は間違いないと思うが、
台座表面の風化が激しく、たくさん刻まれた文字を読み切ることが出来ない。
その中で気にかかるのは、明治26年巳8月という記載。
それに続くはずの「再建」とか「再興」の文字は判読出来ない。
宝暦11年と明治26年の奉納者名が区別出来ない。
が、狛犬自体は宝暦の作と思われる。
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神 社 名
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江島神社・奥津宮(藤沢市江の島) |
建 立
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宝暦11辛巳7月吉日(1761) |
石 工
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石工 高井籐四郎 |
奉 納
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青山講中 多数名記載有り |
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奥の院のすぐ左隣に末社「竜宮(わたつみのみや)」がある。
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洞窟入口上の龍は「ドラクエの世界から飛び出してきたよう!」と子供達には人気です。
でも、この狛犬は…
白ミカゲのノーマルなしょうわ玉獅子のため、コメントはありません。
建立 平成6年12月吉日 |
奉納 東京杉並 中村明男
中村明義 |
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「竜宮(わたつみのみや)」を裏へ回ってみる。
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横から見ると、岩を組んだ小高い丘のよう。 |
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真裏へ行くと、何かある!
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えっ、これはどう見ても狛犬ではないか!
下半身部分だけ…
こうなると、もう先代とも呼べない状態だ。
何故、こんなところに、こんな状態で置いてあるのか?
ただ単に、「壊れたから打ち捨てた」という感じには見えない。
もしそうなら、もっと他の部分があって良いはず…
どこにあった、いつ頃のものなのだろうか?
江ノ島の狛犬8対に加えることは出来ないが、これも「江ノ島の狛犬」ではある。 |
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さて、奥宮を後にして岩屋洞窟へ向かおう。
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